空20140821

これまで私は、ビジネスマン、経営者、ピアノの先生など
たくさんの人に出会ってきました。

特にピアノの先生に関しては、これまで2000人以上の
先生と出会ってきました。

そのなかで、たくさんの人に慕われる先生の特徴に、
ある「口ぐせ」があることに気づきました。

そこには様々な「気づき」があり、私も真似することで、
恩恵を受けてきた部分は少なくありません。

今回は、その気づきをシェアしてみます。

■慕われる先生が自然と口にする言葉とは?

そこにいるだけでその空間の雰囲気が変わる、
人々を笑顔にしてしまう。

たくさんの生徒や保護者から慕われ、
いつも楽しそうにレッスンをしている。

そんな先生を「慕われ先生」と呼んでみます。

そうした「慕われ先生」には、
いくつかの共通点があります。

なかでも、ポジティブな「言葉」に、
それを見出すことができます。

いくつかご紹介してみましょう。

【1】「いい感じ」

久しぶりに会った人同士、交わされる言葉は、

「最近どう?」

という調子を尋ねる言葉ですよね。そんなとき、

「ちょっと最近疲れててね……」
「忙し過ぎて大変なの……」

といった言葉が返ってくると、言われた相手まで
疲れてくるような、その場がちょっと重くなります。

そんなとき「慕われ先生」は、
「いい感じですよ!」と返します。

ポジティブに考え言葉にすることで、本当に
そういう自分になっていくことを知っている。

本当は忙しくて大変なのかもしれません。
疲れているのかもしれません。

けれども、その言葉を言ってしまうと、
余計自分の肩に重い荷物がのしかかってくる。

また、大切にしているのは、今目の前にいる人と
「いい時間を過ごしたい」
ということ。

もっと言うと、その場の「雰囲気を大切にしたい」
ということです。

およそ場の雰囲気は「言葉」によって作られます。

ピリピリと張りつめた会議室の雰囲気は、それまでに
交わされた「言葉」によって作られたものです。

また、飲み会の席が和気あいあいとしているのは、
楽しい会話(言葉)で満たされているからでしょう。

だからこそ「慕われ先生」は、
場の雰囲気を作る「最初の言葉」を大切にする。

先ほどの挨拶のシーンもそうですし、レッスンで
生徒が一度弾いた後のコメントもそうでしょう。

「いい感じ」は口にしてみると気持ちも変わる、
かなり「いい感じ」な言葉ですね(笑)

【2】「おかげさまで」

何かを成し遂げたとき、いい成果を上げたとき。

多くの場合「自分の力によるものだ」と
思ってしまうものです。

その思考はなぜか表に出てしまい、周りの人に
負のイメージを与えてしまうこともあります。

何かの成功の背景には、多くの人の協力があります。

自分一人では何ひとつ成し遂げられない。
いつも周りの人に支えていただいている。

そこに気づくと、思わず口に出てしまうのが、

「本当におかげさまで…」

という言葉です。

「おかげさま」には、目の前にいる人はもちろん、
そこにはいない人への感謝も含まれていると思います。

「あなたをはじめ、多くの人に支えられたおかげ」

という謙虚な姿勢と感謝の気持ちがそこにはある。
もっと言うと、

「あなたがいてくれて私は私でいられる」

そんな自分にとっての相手の存在価値を、
伝える言葉ではないかと思っています。

【3】「ありがとうございます」

この「ありがとうございます」は、
「慕われ先生」のナンバーワン口ぐせですね。

ほぼ接頭語や接尾語にまでなっているのでは、
と思わせるほど(笑)頻繁です。

先ほどの「おかげさま」と同じように、
相手への感謝の気持ちが溢れてくると、

「ありがとう!」「ありがとうございます」

といった言葉が思わず口に出てきます。

いつも何かに感謝している人は、この言葉と共に、
自然に気持ちが相手に伝わっていきます。

そして相手も同じような気持ちになっていく。

また大変なことが起こったときでも、

「このことは私に○○を気づかせてくれた」

と時間がかかっても、感謝へと変えていく。

考えてみると、何年も毎週同じ時間に、
生徒が来てくれること。

これはほぼ奇跡的なことではないでしょうか。

今日も生徒がいつもと同じように来てくれた。
いつものように一緒にピアノを勉強し、
いつもように笑顔をくれた。

そんな当たり前のことを「有難い(有ることが難しい)」
と感じることができる。

言葉はなくても、心で「ありがとう」と迎えそして帰す。

そうした気持ちが生徒や保護者に伝わって、
教室全体がいい雰囲気に包まれる。

先生の口ぐせは思考そのものであり、それが
「教室」を作っている大切な要素、なのでしょうね。

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