デュベルノア 2つの練習曲
大人が弾いてもいい勉強になりますね。

★「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」vol.410(2016年6月15日配信)より

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『 デュベルノア 2つの練習曲 』 伊達純・校訂

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いつもお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「デュベルノア 2つの練習曲」

という教材です。

作曲者のデュベルノア(1800~1880)は、
フランスのピアニスト・ピアノ教師。

この曲集の2つの練習曲のほかにも、
たくさんのピアノ曲を作曲したそうです。

今回は、そのデュベルノアの練習曲のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「この曲集について」から引用すると、

「この曲集には(中略)二つのピアノ教本が合本として
おさめられています。前半はOp.176で(中略)内容的には、
バイエルの後半から併用できる程度と考えておいていいで
しょう(中略)後半のOp.120のほうは(中略)ル・クゥペー
の作った『ラジリテー』とほぼ同程度と考えていいでしょう」

とあります。

上記のようにこの練習曲は、Op.176とOp.120が
一冊にまとめておさめられています。

Op.176は「ピアノ学習者のための初歩教本」
Op.120は「テクニックのための教本」
と題されています。

Op.176に続いて、Op.120の練習曲を用いると
効果的であると巻頭にもあります。

また、同じ部分から引用すると、

「この練習曲集だけで、『ツェルニー40番』にはいるのは
少しむりのようです。むしろこの曲集全体(Op.176と120)
をバイエルの後半から併用して、『ツェルニー30番』へは
いるまでの基礎的なテクニックの養成とその強化という目
的に使用したほうがいいように思われます」

とあります。さらに、この曲集をよく練習すれば、

「(ツェルニー)30番での学習がらくになる」

と続けています。

Op.176には25曲、Op.120には15曲の練習曲があります。

コンパクトな練習曲ばかりで、短いものは1ページ未満、
長いものでも3ページにまとめられています。

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◆(2)あの先生がおすすめされていた練習曲集

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この「デュベルノア 2つの練習曲」は、
以前、ある先生に教えていただいた教材です。

「ピアノ講師ラボ」の対談にもご登場いただいた、
「脱力奏法」で著名な岳本恭治先生です。

★岳本恭治先生オフィシャルサイト

対談のなかでおすすめされていたので、
私も今回、この教材を詳しく見てみました。

販売元の全音楽譜出版社様のサイトによると、

「バイエル44番を終えたころから併用して
勉強できる、初歩者の為の練習曲集で、
わが国ではこれが初出版です。ツェルニー30番と
同じメカニズムの為の練習も併せ持っています」

とあります。

ただ、私もすべての曲を弾いてみて感じたのは、

もう少しピアノ学習を進めてレベルの上がった
生徒に使用するのがよいのでは、ということ。

特にOp.176のほうは、テクニック的に難易度も上がり、
それなりに音楽性も必要になってくると感じます。

この練習曲集でいいなと感じたのは、
単に機械的に指を動かすのではなく、

テクニック以外にも音楽的な表現の面白さを
味わえるという点
ではないでしょうか。

さらに、さまざまな課題によって、
脱力の勉強になるという点も挙げらます。

生徒に与えるのはもちろん、ピアノの先生自身が
取り組んでも、きっと勉強になるでしょう。

初級から中級の生徒に与える練習曲集を
お探しの先生にはよさそうな教材。

ご興味のある先生はお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 デュベルノア 2つの練習曲 』 伊達純・校訂

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◆(3)編集後記

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世の中には本当にたくさんのピアノ教材がありますね。

それだけピアノや音楽の世界は広いのであり、
研究すべき分野なのだろうと思います。

私がご紹介できる教材や書籍は限られていますが、
何かのお役に立てるように精進して参ります。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

それでは本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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