メトードソルフェージュ

音大受験の前に出会っていればよかった…

★「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」vol.399(2016年3月30日配信)より

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『 メトード・ソルフェージュ 』伊藤康英・金丸めぐみ・市川景之・共著

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いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「メトード・ソルフェージュ」

という教材です。

本書は「ぐるぐるピアノ」シリーズで著名な、
作曲家の伊藤康英先生ほか、3人による共著です。

伊藤先生の「ぐるぐるピアノ」シリーズは
これまでもこのブログでご紹介してきました。

★参考「ぐるぐるピアノ トラベルブック」

★参考「ぐるぐるピアノ パーティーブック」

今回は読譜とリズムと視唱に特化した、
ソルフェージュ教材のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「はじめに」から引用すると、

「さあ、ソルフェージュをはじめましょう。しかし、
この本では『聴音』はとりあげません。もっと広い
ソルフェージュの世界に触れてみてほしいのです(中略)
音楽を広い視点から見つめ、音楽作品の演奏や理解の
ためにさまざまな角度からアプローチしている、それが
ソルフェージュと言えるかもしれません」

とあります。

また「ソルフェージュこそは音楽の一番の要だ」
として本書では次の3つの要素を取り上げています。

【第1章】読譜
…各種の音部記号で書かれた音符を正確に速く読むこと

【第2章】リズム
…リズムの本質を理解し、リズム感を習得し的確に表現すること

【第3章】視唱
…音程や和声を正しく感じながら歌うこと

巻末には楽典の主要事項についてまとめた
「楽典おぼえがき」が掲載されています。

またこの本の用途として、以下の例を挙げています。

●音楽大学の入学試験の参考書として
●中学、高校の吹奏楽や合唱などの音楽活動の支えとして
●高校や音楽高校、音楽大学の授業の副教材として
●音楽愛好家の独習書として

本書の各章で学ぶことを挙げてみましょう。

【第1章】読譜~あらゆる楽譜を読みこなす
○音符を速く的確に読むこと(速読)
○各種の音部記号に慣れること
○音部記号に慣れることで移調楽器の楽譜を理解すること

【第2章】リズム~基本は、パルス、拍、拍の分割
○西洋音楽のリズムの本質に迫る

【第3章】視唱~インターヴァルとイントネーション
○音程や和音について留意しながら視唱を行う

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◆(2)音大受験の前に出会っておけばよかった一冊

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私も昔、音大受験に向けてソルフェージュや
楽典の勉強に励んだ時期がありました。

そのとき、楽典の本に出てきた、
見たこともない音部記号に驚きました。

ト音記号とヘ音記号しか知らなかった私は、
アルト記号やテノール記号の楽譜に苦戦。

「読譜の速やかさをさまたげるので避けたい」

と本書にある「ずらし読み」で何とか
課題をこなす有り様でした。

何とか入学したものの、音大でも同様に音部記号や
移調楽器に悩まされたことはいうまでもありません…

あのときに、本書にある「クレ読み」
マスターしていれば…と後悔するばかりです。

(「クレ読み」のクレとは「音部記号」のこと)

また、第2章にある「パルス(拍の頭)」を
意識することや「混合拍子」の考え方や拍の取り方、

第3章にある「教会旋法」についてや、
同じ増1度でも歌うと表情が微妙に異なることなど、

習得しておくべき大切なことが満載です。

この教材は、音楽を深く理解したい人や
音大を目指す人、音大生が対象と思われます。

そうした生徒を抱えるピアノ指導者にとっても、
指導の際の大きな参考書になりうるでしょう。

「どんな分野でも同じですが、常に興味を持つこと、
これが一番の上達の秘訣です」

と巻末の「あとがきに代えて」にあります。

とにかく興味を持って数多くの課題にあたること。
これがソルフェージュの上達のポイント
でしょう。

2006年から着実に版を重ねているところを見ると、
この教材を活用している人が多いことが理解できます。

ご興味がおありでしたら、
お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 メトード・ソルフェージュ 』伊藤康英・金丸めぐみ・市川景之・共著

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◆(3)編集後記

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今回ご紹介の教材の執筆者の一人である、
作曲家の伊藤康英先生

来月4月号の「ピアノ講師ラボ」の対談に
いよいよご登場されます。

今回のテーマは「ソルフェージュ」
レッスンの現場で活用できるお話が満載です。

本日ご紹介した「メトード・ソルフェージュ」
ついても、もちろんお話いただいています。

作曲家でありながらピアノの名手でもある伊藤先生。
対談ではピアノもたくさん弾いていただきました。

ちなみに対談の内容をご紹介してみましょう。

★「ピアノ講師ラボ」2016年4月号

vol.49「作曲家の伊藤康英先生が語る!
音楽の魅力を伝えるソルフェージュレッスンの秘訣」(CD2枚組)

●「ぐるぐるピアノ」で著名な伊藤康英先生のご紹介
●作曲家への道は「子ども時代」に創られていた!
●作曲家の伊藤先生が考える「音楽」とは?
●ピアノ教育で大切なこととソルフェージュについて
●音部記号に親しむなら「クレ読み」が必須!
●伊藤先生の「ぐるぐるピアノ」の魅力とは?
●「言葉遊び」で音名が自然に身につけられてしまう!
●「ハノンのハ」の連弾で音楽的な練習をする方法
●和音で子どもの目を輝かせる「わ・お・ん・ぱれーど」
●優れた作品は「ベースライン」で決まる!
●子どもでも「作曲」が楽しめてしまう方法とは?
●緊張していても本番で力を出す方法があった!
●これからのピアノの先生に必要なものとは?
●伊藤先生がこれから目指していらっしゃること
●伊藤先生にとっての「プロフェッショナル」とは?

ちなみに、弊社のブログで詳しくご紹介してみました

明日3月31日(木)までにご入会いただいた先生は、
伊藤康英先生との対談からスタートいただけます。

もしよろしければご検討いただけましたら幸いです。

★こちらのページで対談の試聴もできます←

それでは今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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