いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「ショパン 24のプレリュード New Edition」

という曲集です。

ショパンといえば、ピアノを弾く人にとって、
最も馴染みのある作曲家の一人でしょう。

今回は、ショパンのプレリュードの
新しい版のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「ショパンのプレリュード」から引用すると、

「ショパンの代表作の一つである24曲のプレリュードは
1836年頃に着手され、1839年1月頃に仕上げられた。
これらは《24のプレリュード》作品28として同年6月に
パリのカトラン社より出版された（中略）およそ2年後の
1841年、ショパンは再びプレリュードの作曲に着手し、
嬰ハ短調の《プレリュード》作品45を完成させた」

とあります。

ショパンの重要な作品である「プレリュード」。

この作品を愛する方も、きっと多いでしょう。

ただ、プレリュードとはそもそも何か？
ショパンにとってのプレリュードとは？

そういった深い部分について、
熟知している方は多くないかもしれません。

今回ご紹介の曲集は、音楽之友社の

「標準版ピアノ楽譜」

シリーズの一冊。

フランス初版を底本にして、自筆譜や、
ショパンの弟子のミクリが校訂の楽譜、

さらに他の原典版を参照し、高い実用性を
目指した音楽之友社のオリジナル版。

巻頭に掲載されている解説と物語は、
ショパン研究家の大嶋かず路さんによるもの。

運指は、ショパン演奏で名高い、
イリーナ・メジューエワさん。

本書に収められている内容は以下の通りです。

目次
プレリュード
ショパンのプレリュード
各曲について/本版について
プレリュードOp28　1～24

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◆（２）ショパンの心情に迫り、実用性を重視したオリジナル版

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今回ご紹介の曲集の帯に、
次のような言葉があります。

「リストが『誌的な前奏曲』と呼んだ
既成の枠組みを越えたプレリュード。
人間を深く描写することで
最高の美を実現させようとした
詩人たちの姿と重なる」

この曲集では、24曲のプレリュードの
楽譜が掲載されているのはもちろん、

大嶋かず路さんによる、読み応えのある解説と
物語が本書の価値を高めています。

ショパンがこの作品を作曲するうえで、
どのような心情で向き合ったのか、

バッハの「平均律クラヴィーア曲集」との関係、

このプレリュードが持つ「文学性」についてなど、

作品を演奏する上で大切になってくる、
曲の「背景」にあるものが理解できます。

また、イリーナ・メジューエワさんの運指に、
ショパンの作品演奏のヒントを感じます。

「24のプレリュード」をしっかりと学びたい人、
また、生徒に教えるピアノ指導者にとっても、

こうした標準版の楽譜はとても参考になるでしょう。

ご興味がありましたら、ぜひ一度、
お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 ショパン 24のプレリュード New Edition 』　大嶋かず路・解説

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◆（３）編集後記

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先週は弊社もお休みをいただきました。

私も家族で北海道に旅行にいき、
楽しいひとときを味わいました。

英気を養ったので、これからも
元気に活動していけそうです。

今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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