いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日は弊社のメールマガジンで反響があったものを、
こちらのブログでもシェアしてみます。

・・・ ・・・ ・・・

子どもに習い事をさせたい、と思う親の気持ちの中に、

「体が強くなってもらいたい」
「教養を深めてほしい」
「協調性を学んでほしい」

といった願望があると思います。

また親御さんによっては「しつけ」の部分に、
期待をもっている方もいらっしゃるかもしれません。

気持ちよいあいさつができるとか、
礼儀正しくなるとか、そういうことでしょうか。

習い事にはそういう「人として大切なこと」を
学べる部分はもちろんあると思います。

ただ同時にそれは「指導者」による部分が
大きいと思います。

なぜなら、しつけとは、

「自分の価値観や人生観を自ら見せていくこと」

に他ならないからです。

たとえば、笑顔で挨拶をしなさい!と言っても、
先生が仏頂面で挨拶をしていたら…

言葉遣いを大切にしなさい!と言っても、
先生が使う言葉が綺麗ではなかったら…

きっと生徒には説得力ゼロで伝わってしまうでしょう。

■山本五十六の言葉

これは、私の著書にも書いたことですが、
山本五十六元帥の言葉をご紹介します。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、
ほめてやらねば、人は動かじ」

人を動かすための秘訣として、
しばしば取り上げられる言葉ですね。

ポイントは何と言っても

「やってみせ」

にあるでしょう。

何かを教えたい、伝えたいと思ったときには、
とにかくまずは「自分」でやってみせる。

子どもと歩いているときに、お父さんが
道に落ちていたごみを無言で拾う。

子どもと買い物をしているときに、
お母さんがレジの人に笑顔で御礼をする。

そんな姿を見て、子どもは何かを感じ、
学んでいくように思います。

そう考えると、ピアノの先生も全く同じですよね。

とにかく自ら「やってみせる」ことが重要。

■毎日ランニングする親子

私は朝が早く、身体や健康のために、
外を走ったり散歩をしたりしています。

最近は明るくなるのがずいぶん遅くなり、
外は真っ暗です。

そんななか、いつも出会う親子がいます。

小学校4年生くらいの男の子と、お母さん。
結構なペースでランニングをしています。

まだ夜も明けきれていません。それも毎日です。

いつもすれ違うだけですが、
とにかくもくもくと走っています。

なぜ親子で走っているのかは分かりません。
体力増進かもしれません。

いずれにしても毎朝、早朝にランニングする、
これは相当の精神力がないと無理でしょう。

そして、その子にとっては、

「お母さんがいっしょだからできる」

それが大きなウェイトを占めているはず。

男の子がえらいのはもちろんですが、
私はお母さんが凄いなと思ってしまう。

まさに「やってみせる」教育ですよね。

ときに、子どもの後ろを見守るように走り、
ときに、ついて来いとばかりに子どもの前を走る。

ときに、見守るように寄り添うように伴走する。

そこに言葉は必要ないでしょう。

彼は、お母さんのその姿を見ながら、
毎日走り続けている。

強くならないはずはないだろうなぁ、
と思わずにはいられません。

その姿に、自分に問いかけるわけです。

私はわが子に、そして生徒たちに、
同じような姿を見せていられているだろうか?

自らやってみせ、背中で何かを
伝えられる人間でいるだろうか?

言葉はもちろん大切です。

でも、それより大切なことは、たくさんある。

真っ暗な中を走り続ける親子の背中を見て、

あらためてそんなことを考えました。

メルマガ「成功するピアノ教室」vol.536より)

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お忙しいなか、最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。

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