おはようございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今回ご紹介する教材は、

「シューベルト 即興曲/舞曲集 New Edition」

という曲集です。

このメルマガをお読みの先生のなかには、

シューベルトがお好きな方も多いでしょうね。

今回は、シューベルトのピアノ曲集のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の、堀朋平先生の「総説」から引用すると、

「本巻では、後期を中心に、そうしたドラマを
はらんだ曲集が選りすぐられている(中略)
それぞれの背景知識をふまえることで、
各作品をめぐって作曲家のいわば心の旅を
追体験することができるだろう」

とあります。

巻頭の注釈に、

「本版は自筆譜や初版、各種原典版を参照し、
実用譜として作成した音楽之友社オリジナル版です」

とあるように、音楽之友社の

「標準版ピアノ楽譜シリーズ」の一冊。

この「標準版ピアノ楽譜シリーズ」については、

これまでも、いろいろとご紹介してきましたね。

★「グリディ ピアノ作品集 New Edition」下山静香・解説・運指

★参考「シューマン こどものためのアルバム New Edition」パウル・バドゥーラ=スコダ・解説

本書は、シューベルトのピアノ作品選集の、

記念すべき第1巻となる楽譜。

2つの即興曲集のほかに、

作曲家本人によって編まれたと思われる

舞曲集が収載されています。

巻頭の堀朋平先生の総説や、ピアニストの

佐藤卓史先生による楽曲解説は必読です。

本書に収められている内容を

巻頭の「目次」からご紹介してみましょう。

【目次】

総説 堀朋平

楽曲解説と演奏上のポイント 佐藤卓史

●4つの即興曲 Op.90 D899
●4つの即興曲 Op.142 D935
●ギャロップと8つのエコセーズ Op.49 D735
●12のドイツ舞曲(レントラー)Op.post.171 D790
●12のグラーツのワルツ Op.91 D924
●グラーツのギャロップ D925
●12の「高雅なワルツ」Op.77 D969

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◆(2)「第3の松葉」という演奏者への新たな提案など見ておきたい一冊

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私のシューベルト作品との出会いは、

中学生のころに弾いた即興曲の作品90の4でした。

コンクールの課題として渡され、

ずいぶん一生懸命に取り組んだ記憶があります。

分散和音で奏でられる優雅でアンニュイな部分や

力強くドラマチックな中間部など、

その作品の世界に少しでも近づこうと

努力した日々が、今ではとても懐かしいです。

そこで本書。

音楽之友社さまの「New Edition」シリーズでの、

シューベルトのピアノ作品選集第1巻が本書。

シューベルトの作品の中でも

特に人気の2つの即興曲集、

そして作曲家本人によって編まれたと

思われる舞曲集が収載されています。

シューベルトといえば「歌曲」ですが、

本書にもある「舞曲」は、シューベルトを

知るためには重要かつ魅力的なジャンル。

シューベルトの作品で、しばしば議論になる、

「デクレッシェンドとアクセントの区別がつきづらい」問題。

本書ではそうした、いわば紛らわしい記号を、

「第3の松葉」で表すことで、演奏者に

新たな提案をしているところが特筆すべき点でしょう。

また、ピアニストの佐藤卓史先生による

楽曲解説・演奏アドバイス・運指、

シューベルトの専門家である堀朋平先生の

「総説」は必読となっています。

シューベルトの即興曲や舞曲が

お好きな先生はもちろん、

課題として生徒に与えたいと思っている方は、

ぜひ一度見ておきたい楽譜の一つでしょう。

ご興味がおありの先生は、

一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 シューベルト 即興曲/舞曲集 New Edition 』佐藤卓史・解説・運指、堀朋平・解説

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◆(3)編集後記

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私のYouTubeチャンネルでは、

発表会の選曲や講師演奏、アンコールに

良さそうなピアノ作品を毎週一曲ずつご紹介。

今回は、マクダウェルの「のばらに寄す」

★使用している楽譜は、全音楽譜出版社さまからの

「マクダウェル 森のスケッチOp.51」です。

エドワード・マクダウエル(1861-1908)は、

ニューヨークに生まれ、ニューヨークで死去した作曲家。

第1曲「のばらに寄す」の楽譜には、

「Semplice, con tenerezza(素朴に、やさしさをもって)」とあります。

(巻頭の門馬直美先生の「この曲集について」によると、

元来は「英語」で表記されていたようです)

名曲集などにもよく見られる「のばらに寄す」。

シンプルながら、花のような奥ゆかしさを感じる一曲ですね。

もしよろしければこちらからご覧ください↓

★マクダウェルの「のばらに寄す」

それでは今号もお読みいただき、

本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

いつも本当にありがとうございます。

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