毎日ハノンを全調で弾くと様々な作品への苦手意識がなくなる「BASIC　HANON　脳から指へ九九のようにスラスラ読譜力、初見力が向上」伊藤仁美・編著（ハンナ社・刊）

おはようございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「BASIC　HANON　脳から指へ九九のようにスラスラ読譜力、初見力が向上」

という教材です。

ハノンといえば、ピアノ学習者はもちろん、

私たちピアノ指導者にとっても、

とても馴染みのある教材の一つ。

楽器店では、数々のハノンがあり、

どれを選べばよいか悩みますね。

今回は、ハノンに関する教材のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「なぜハノンが必要か？」

から引用すると、

「ハノンは九九と同じだと思ってください
（中略）ハノンの1番から20番までを覚えて、
全調で自由自在に弾けるまで指に記憶させて
おけば、特別難しい曲でなければブラインド
タッチでピアノが弾けます。そして初見の
能力も上がります（中略）本書では必要最低限
のエクササイズを無理なく1日15分程度で
できるようまとめました」

とあります。

編著は、ピアニストの伊藤仁美先生。

演奏活動はもちろん、ギロック協会を主宰され、

ギロックをはじめとしたご著書も多数、

全国での講座でもご活躍です。

そのピアニストの伊藤仁美先生が

編纂されたハノンの教材。

従来のハノンからテクニック向上のために

必要な部分を厳選して抽出、

ハノンの教材の持つ効果を最大限に

得られるように編まれたのが本書。

伊藤先生の解説は、なぜハノンが必要なのか

という部分から始まり、

ハノンを練習するときの最大のポイントの

「脱力」についての詳しい解説も。

また、QRコードを読み取ると、

楽譜に沿った動画も閲覧が可能です。

本書におさめられている内容を、

「目次」からご紹介してみましょう。

【目次】

●はじめに
●なぜハノンが必要か？
●ハノンはいつから始めるべきか？
●脱力について

【エクササイズ1】プレ・ハノン
■指の強化
■指のストレッチ

【エクササイズ2】各指の筋トレ（柔軟な指を作るために）

【エクササイズ3】ハノン1番～20番までの練習
エクササイズ3のまとめ

【エクササイズ4】音階

【エクササイズ5】半音階

【エクササイズ6】アルペッジョ

【エクササイズ7】苦手な指の動きをチェックしてみましょう

●五度圏について

●あとがき

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◆（２）ハノンを脱力で全調で弾くと様々な作品への苦手意識がなくなる

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ハノンといえば、子どもの頃、

指を速く動かすようになるため、

ストイックに練習した記憶があります。

ただ、テクニック練習の際に

必須なのが脱力すること。

当時、この部分をもっと意識して、

取り組めばよかったと、今思います。

そこで本書。