いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

弊社が全国のピアノの先生にご提供している「ピアノ講師ラボ」

レッスンへの情熱に溢れた先生を対象に、

忙しくてなかなか時間が取れないピアノの先生でも
最新のレッスンを手に入れていただけるように、

毎月定期的に、著名な先生との対談音声や
情報満載のニュースレターをお届けしています。

生徒を惹きつけるレッスンのためには、
さまざまな角度から情報を得ることが重要。

「ピアノ講師ラボ」では、毎月、ご登場の先生が変わり、
多様なレッスン法について語っていただいています。

生徒に話したくなる話題をギュッと凝縮。

わざわざ時間を作らずに、家事や運転中など、
毎日のスキマ時間に聴くだけで、

レッスンのエッセンスが心にスーッと入ってきます。

この便利さは、聴いてみた先生しか分からないでしょう。

著名な先生のお話を聴いていると、
やる気がぐんぐん湧いてきます。

インプットの量がレッスンの自信に表れます。

目からウロコのお話を、さっそくレッスンで実践、
生徒の反応がまったく違ってくるでしょう。

■人気ピアニスト今井顕先生の「後編」をお届け!

さて、その「ピアノ講師ラボ」の対談に、
ピアニストの今井顕先生がご登場です。

来月2021年4月号にて、

「作曲家の真意に迫る『本当の楽譜の読み方』の極意(後編)」

というタイトルでのお届けです。

今井顕先生は、16歳でウィーン国立音楽大学に入学、
19歳で最優秀の成績で卒業され、

その後は数々の国際コンクールで受賞、
コンサートピアニストとしてご活動をされています。

また、数々のピアニストを育てられ、
現在、国立音楽大学の名誉教授でもいらっしゃいます。

また、皆さまおなじみの、

「ソナチネアルバム」「ソナタアルバム」

の校訂もされ、指導法講座では、
原典版の大切さなど伝えていらっしゃいます。

会員様からの熱いご要望をいただいて実現した対談。

今回の「後編」の対談でも、前編に引き続き、
原典版の魅力や使い方についてなど、

「本当の楽譜の読み方」

について、具体的な指導法など
詳しくお聞きすることができました。

さて、今回のブログでは、今井先生との対談で、
心に残ったことをシェアしてみます。

■本番で力を発揮する方法

有難いことに、これまでたくさんの
素晴らしいピアニストの方に、

お話をお伺いする機会をいただいています。

どのお話も心に残るものばかりで、
第一線でご活躍の方はちがうなぁ…

と感銘を受けます。

さて、私がピアニストの方に、
いつもお聞きしていることがあります。

「本番でいつもの力を発揮する方法は?」

個人的な話で恐縮ですが、
私は、昔からかなり緊張するほうです。

本番で、緊張しなかったことはありません。

「家で練習しているように弾けたらな…」

と何度思ったかわかりません。

ただ、緊張していてもいい演奏ができた、

そこまでの緊張ではなかったのに、
あまり納得いく演奏ではなかった…

という不思議な現象が起こることがあります。

■緊張は受け入れるしかない

3月号と4月号の「ピアノ講師ラボ」に
ご登場の今井顕(いまい あきら)先生のお話です。

今井顕先生は、ピアノの先生にも人気のピアニスト、

国立音大の名誉教授でもいらっしゃいます。

今井先生は、メンタル的なことも
学ばれたことがある、ということで、

対談の最後に、緊張についても
お聞きしてみたんですね。

すると、大前提としてこんなお答えがありました。

「緊張感なしで人前で演奏することはあり得ない」

まずは、少し安心しました。

私がいつも緊張しているのは、
いわば当たり前のことだったと。

「これは受け入れるしかない。
受け入れることからスタートしましょう」

まずは、緊張することを受け入れて、
そのうえで、自分にできることをする。

■緊張はお金で買えない

そのあとに、今井先生がおっしゃった言葉が
私の胸にささりました。

「本番での緊張感は、お金でも買えない、
そのとき、たった一回の『宝物』である」

私のなかで、緊張とは良くないもの、
あってはいけないもの、してはいけないもの…

そういうものと考えていました。

でも、それは真逆だったんですね。

緊張感とは、宝物である。

今井先生はおっしゃいます。

「本番の緊張感は、自分では作れないんです。

あの緊張感を自分の家で再現できるか?できない。

録音をしてみる。でも違う。

お金をかけてホールリハーサルをする。

たとえば学生に聴いてもらう。でも違う。

見かけの環境をつくってもだめなんですね。

そのときの緊張感は、そのときの
本番にならなければわからない」

たしかに、同じ緊張感は、どうやっても作れません。

たとえ、同じ日に2回演奏するときも、
1回目の緊張感はもう味わえない。

その瞬間しかないわけです。

人生のなかで、この瞬間しかないわけです。

■自分の心を○○で満たす

たった一度しか味わえない、
そのときだけの緊張を、宝物だと考えて、

そこで自分がどれだけできるか。

そのチャレンジが、充実感になる。

また、今井先生はおっしゃいます。

「パフォーマンスは人間の感情に左右される。

だからこそ、自分の感情を『感謝の気持ち』で満たすと

ラクになることが多いですよ」

考えてみれば、どの本番も、
誰かがいて成り立っているもの。

お客さまはもちろん、調律師さん、
会場のスタッフの方、お手伝いの方、

お父さん、お母さん、先生、仲間たち…

ここにいるすべての人がいるから、
いま、自分は演奏できている。

「あぁ、本当にありがとう…」

そんな感謝の気持ちで、心を満たす。

思えば、私がうまくいった数少ない
本番を思い返してみると、

そこにあったのは、感謝だったように思います。

ありがとう、という気持ちが、

いい緊張感へと心を和らげてくれたような。

もちろん、そこまでの準備は大事ですよね。

いい準備ができてこその集中力ですから。

ただ、そのふだんの努力に、力を添えてくれるのが、
「感謝の気持ち」なのだろう。

「緊張は、宝物である」

今井先生のお言葉は、これからの人生の、
どの場面でも力を与えてくれる、

そう噛み締めています。

■今井顕先生との「後編」の対談内容

ちなみに、4月号の「後編」の音声教材の内容をご紹介すると…

【CD1】

●あらためてピアニストの今井顕先生のご紹介
●作曲家の意図を大切にした今井先生校訂の「ソナチネ・アルバム」
●知っておきたい「dolce」の本当の意味とは?
●「ソナチネ」をきちんと弾けると受けられる恩恵
●目からウロコの「トリル」の弾き方について
●「ソナタ・アルバム」の校訂のポイントは「ペダル」だった!

【CD2】
●ベートーヴェンの「月光ソナタ」に見る深層心理とは?
●「Largo」に込められた本当の意味とは?
●自分の楽譜に書き込むとそれが「歴史」となる
●恩師スコダ先生の「新版モーツァルト演奏と解釈」
●緊張とはそのときたった一回しかない「宝物」である
●これからのピアノ指導者に必要なものとは?
●今井先生のこれからの「ビジョン」は?
●今井顕先生にとっての「プロフェッショナル」とは?

…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかりです。

■今井顕先生の「後編」の対談が聴けるチャンスは3/31まで

さて、今回ご紹介の今井顕先生との対談。

2021年3月31日(水)までにご入会いただけますと、
初回2021年4月号として、今井顕先生との「後編」の対談からスタートいただけます。

(ちなみに、3月号の今井顕先生との「前編」の対談も
お聴きになりたい先生は、こっそりご相談くださいね)

こちらのページでは、今井先生との対談の
サンプル音声を視聴できます↓

★「ピアノ講師ラボ」2021年4月号は今井顕先生の対談の「後編」!画像をタップ↓

■学びを止めないために

世の中が落ち着かない状況が続いていますが、
こういうときこそ、学びをとめない。

新学期に向けた入会も増えてくる時期、

ぜひご自分のレッスンを見つめ、
高めていく機会にしていただけたら幸いです。

すべては、その先の生徒さんの笑顔のために。

今井顕先生の素晴らしいお話で、
新しい学びをスタートしていただけたら幸いです。

お手元に届く教材に、期待ください。

今井顕先生、貴重なお話の数々を、
本当にありがとうございました!

(対談の収録を終えて、今井顕先生と…)

お忙しいなか、最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。

★「ピアノ講師ラボ」2021年4月号は今井顕先生の対談の「後編」!画像をタップ↓

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