どの人にも平等に与えられているもの、

それは「時間」ですね。

タイム・イズ・マネーと言われるのは、
お金と同じくらい大切だということでしょう。

ただ、私は「タイム・イズ・ライフ」だと思っています。

拙著にも書きましたが、人間は致死率100%。

誰もが必ず最期の時を迎えます。

生まれたときから、命の砂時計の砂は、
着実に落ち始めているわけです。

■自分以外の人にも…

さて、その「命の砂時計」。

自分のものはイメージしやすいのですが、
とうぜん、どの人も持っています。

スピードの差こそあれ、
すべての人の砂は今も落ちているわけです。

そう考えると、相手の時間の大切さも実感します。

さて、いわゆる一流と言われる人は、
自分の時間と同じくらい、

「人の時間」

をきちんと考えています。

そして、大切にしています。

とくに時間厳守を貫いている。その理由とは…?

■ある会議で…

これは、以前お伝えした話ですが…

たとえば、大事な会議があったとします。

ある人が、5分遅れました。

たかだか5分と思われるかもしれません。

でも、その会議には20人集まっていたとして、

「20×5=100分」

つまり、合計100分の命を遅刻によって奪った、
とも考えられるわけです。

たとえば、お金に換算してみましょう。

仮に、その20人の時給が1万円だとします。

その人たちは、分給にしておよそ166.7円。

5分でおよそ833円、20人分として約16,667円…

つまり、たった5分の遅刻で、
16,000円以上の損害を出しているわけです。

もっとも、遅刻した人は、
お金では買えないものを失っています。

それは「信頼」「信用」です。

あの人は、時間を守らない人なんだ、
とラベリングされてしまうと、

それを払拭するのは、難易度が高い。
ほとんど無理なわけです。

■ピアノのレッスンは…?

これまでお会いした著名な先生ほど、
同じように時間の感度が高い。

これは実感しています。

自分の砂時計と同じ、
いえ、もしかしてそれ以上に、

生徒さんや、保護者の方の砂時計を大切にしている。

レッスンが、きっちり時間内に終わるのは、

きっと、生徒さんが多いだけが理由ではありません。

今の子は、スケジュールがいっぱいです。

ピアノの後も、分刻みの予定が詰まっています。

レッスンが5分でものびれば、
お母さんは気が気ではないわけです。

顔には出さないですが、心の中では、

「各所に連絡して、スケジュールの再調整しなきゃ…」

と思っているかもしれないわけです。

レッスンが、30分なら30分で、
きっちり時間内に終わるのは、

自分の時間、相手の時間を守ることはもちろん、

その周辺に関わっている「すべての人」の
時間まで考えているから、なのです。

レッスンが時間内にきっちり終わること、
それが、指導者としての「信用」にもつながっている。

なにより、時間の感度は「集中力」を生み出します。

むしろ、時間が限られているからこそ、
その場の「密度」「濃度」が増すわけです。

1分ものばせられないからこそ、
最大限の集中力で指導に向き合える。

レッスンの1秒も無駄にしないのは、

生徒や保護者、そしてその周辺の人々の
時間を守ることはもちろん、

相手からの信用を上げること、さらに、
レッスンの「質」を上げることにつながっている。

やっぱり「タイム・イズ・ライフ」なのですね。

お忙しいなか、最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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