いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

先日、なかなか面白い本を読みました。

「チーズはどこへ消えた?」

という書籍で、

「全世界で1800万人に読み継がれたロングセラー」

と本の帯にあります。

この本の存在は知っていたものの未読で、
今回たまたま手に取って読んでみました。

簡単にいうと、ある迷路で2匹のネズミと
2人の小人がチーズを探し求める物語。

この物語のなかのチーズは、人生で求めるもの、
地位とかお金とか名誉とかそんなものの象徴ですね。

迷路にいつもあったチーズが、ある日突然消える。

2匹と2人の登場人物が、その変化に
直面したときにどのように対処するか?

読者は、自分がどの登場人物に当てはまるかを
考えながら、仕事や家族などについて考えると、

「変化」への対処法や、いかに「動くこと」が
心の平安をもたらし、利益があることなのかが分かる。

「変化とは何かを失うことではなく、何かを得ること」

というのが本書の核となるテーマです。

100ページにも満たない薄い本ではありますが、
いろいろ考えるところの多い書籍です。

■変わることには不安がつきまとう

人生には、ターニングポイントとも言える、
変化の時がいくつかあるように思います。

これまでの自分の考え方を打ち破り、
新しいことを始めようとするとき、

あるいは、人から言われた言葉に衝撃を受け、
一念発起して自分を変えようと思ったとき。

あるいは外的な要因で、自分や環境を
まるっきり変えざるを得ない状況のとき。

いろいろとあるかと思いますが、いずれにせよ
変化には多少の違いはあれ、不安が伴うものです。

誰でも「今のまま」が一番安心ですし、
ある程度未来が見えていれば落ち着きます。

ただ、世の中はどんどん変わっています。
昨日の情報はもう古いといわれる時代です。

変わらないでいることで、
失うこともある。

そんな難しい時代でもあるわけです。

だからこそ、変化に敏感でいること、そして、
変化に適応できること、さらに変化を求めること。

こうしたことが自分自身の成長へ、そして、
望む環境に身を置くことにつながる。

■ピアノの先生も同じ?

こうしたことはピアノ指導者、あるいは
教室運営者としても同じなのではと思います。

これまでのやり方や考え方に固執せずに、
変化を楽しみ、変化を求めること。

もちろん、ピアノ指導者そして教室運営者として、
求めるものは大きく変わることはないでしょう。

芸術に携わる者として、普遍的なものには、
謙虚に畏敬の念をもって接するべきだと思います。

ただ、ぶれない「軸」を持ちながらも、
変わることを怖れずに変化する柔軟性を持つ

新しいものにチャレンジすることも、
さまざまな価値観に触れて何かを感じることも、

時代が求めるものに敏感になることも、
そして、ピアノ指導者として成長することも、

すべては変わることを厭わない人だけが
得ることができるものではないでしょうか。

「変わらないものを持ち続けるために、変わる勇気を持つ」

老舗といわれるお店が、何十年も愛されるのは、
こうしたマインドが根底にあるからでしょう。

本書にある、

「つねにチーズの匂いをかいでみること
そうすれば古くなったのに気がつく」

「新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる」

「古いチーズに早く見切りをつければ
それだけ早く新しいチーズがみつかる」

「従来どおりの考え方をしていては
新しいチーズはみつからない」

「進んですばやく変わり再びそれを楽しもう」

といった言葉にそんなことを考えました。

今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。

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