いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
10年間書き続けている私のメールマガジン。
おかげさまで先週519号を迎え、
読者数も5,150名を超えてきました。
今日は、このメルマガで反響があったものを、
ブログでもシェアしてみます。
■メルマガ【成功するピアノ教室】vol.489より
人にはそれぞれ「価値観」があります。
人生は選択の連続ですが、およそ価値観が
選択するときの基準となるでしょう。
たとえば、海が好きな人もいれば、
山が好きな人もいる。
赤い色が好きな人がいれば、青の人もいる。
旅行に行くとして、海が好きな人は
海に行くでしょうし、
お花を買うときに、赤が好きな人は、
赤い花を選ぶことが多いでしょう。
いずれにしても、自分のなかに、
ある程度の基準があると選択しやすい。
こういうことは言えると思います。
■選択のストレスを減らす
最近は断捨離やミニマリスト、といった
モノを減らしてシンプルに生きよう、
そんな人が増えていると言います。
たしかに、身の回りをシンプルにすると
選択の時間や迷いがなくなります。
たとえば、靴下が40足もあったら、
選ぶだけで大変になりますよね。
さらに靴も40足あって、カバンも40個あったら…
ベストな組み合わせを選ぼうとすると、
無限のループに陥りそうです。
生きやすくするためには、なるべく
「選択のストレス」を減らすこと。
アップルの創業者のスティーブ・ジョブズ。
彼が毎日、黒いタートルネックにジーンズ、
スニーカーという格好だったことは有名です。
毎日、同じ服装です。それはなぜでしょう?
それは、服を選ぶ時間と労力をゼロにして、
その時間をもっと大切なことに充てたかった。
世界があっと言うものを作る、という目的が
そこにあったからです。
彼はこう言ったそうです。
「何をしないのかを決めるのは、
何をするのか決めるのと同じくらい大事だ」
これは、人生を充実させるための、
ひとつのキーワードだと思います。
何かを優先させるということは、
何かを切り捨てることでもあります。
あれもこれも…と言っていると、
どちらも満足にできない。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」
とはこういうことでしょう。
だからこそ、自分のなかに
「こんなときはこうする」
といった基準を作っておくと、
迷いがなくスッキリ生きられる。
■自分なりの「わたしルール」を持つ
その一つの工夫として、私が実践しているのが、
「わたしルール」
を決めておくことです。
「こんなときはこうする」
と決めておけば、そういうシーンに
出会ったときにサッと動ける。
それが「自分に気持ちいい」ことであれば
なおさらベストだと思っています。
たとえば、私は本屋さんによく出没しますが、
平積みされている本が乱れているときがあります。
「書店の本はきちんと揃える」
という「わたしルール」があるので、
迷いなくサッと本を揃えます。
次に訪れた人も気持ちよく、
書店員さんのお仕事も少しは減るかもしれません。
たとえば、誰かに何かを送るときに、
「必ず一筆添える」
という「わたしルール」があるので、
字はヘタですが、心を込めてしたためます。
「会った人のいいところを一つは見つける」
という「わたしルール」があるので、自然に目の前の人を
ポジティブに見つめることができます。
「お店の人の目を見てありがとうと言う」
という「わたしルール」があるので、買い物のときは、
店員さんからの笑顔をもらうことも多いです。
ほかにもいろいろとありますが、
挙げているとキリがないのでこの辺に…
いずれにしても、こういった「わたしルール」を
自分のなかで決めていると、迷いがなく、
スッキリ生きられるような気もします。
■ある先生が36年間欠かさず生徒かける言葉
ピアノの先生は、一度にたくさんの人を
幸せにすることはできないかもしれません。
でも、目の前にいる人(生徒)を、
幸せにすることはできる。
「今日を史上最高のレッスンにする!」
と決めていれば、レッスンの準備から
最後の挨拶まで大きく変わるでしょう。
「目の前のたった一人の人を幸せにする」
という「わたしルール」があれば、
声かけや表情まで変わってくるかもしれない。
ある先生は、36年間、レッスンが終わり帰るとき、
すべての生徒さんにかけ続けている言葉があるそうです。
「気をつけて帰ってね!」
ご家族に大事に大切に育てられているお子様。
レッスン後、家まで送ることはできないけれど、
せめて「お守り」としての言葉だけでも贈りたい。
36年間、変わらず、欠かさず、忘れずに。
この言葉を生徒さんの後ろ姿にかけ続けているそうです。
素敵だなと感じてから、私もそれ以来、
「わたしルール」に追加しました。
ぜひ、近くの人が実践している素敵な
「わたしルール」があれば、
追加してみると、人生がもっと豊かに
なっていくかもしれませんね。
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