「ピアノ講師ラボ」の会員様には
フライングでお伝えしましたが…
次回、7月号の音声教材では、
学校の先生のお話をお届けいたします。
ラボでは、主にピアノ指導者や
ピアニストのお話をお届けしていますが、
学校の先生のお話もとても好評で、
その「学校の先生シリーズ」として、
元中学校校長の高橋昭三先生にご登場いただきます。
高橋先生は岩手県で中学校教諭、
そして数々の学校の校長を歴任され、
教職を退いてからは、キャリアコンサルタント、
交流分析士准教授として幅広くご活躍です。
教職時代には「学校立て直し人」と言われ、
多くの学校を変えてきた先生。
その高橋先生の教育の根底にあったのが、
子ども一人一人をしっかりと見つめ、
子ども一人一人とじっくりと対話する。
彼らの目線に立った、
地道なコミュニケーションでした。
■3つの秘訣
コミュニケーションの達人である、
高橋先生がおっしゃるには、
「コミュニケーションの秘訣には3つある」
ラボ会員様にはお伝えしましたが、
今回その1つをお伝えしてみたいと思います。
■その「3つ」とは…?
コミュニケーションの秘訣とは3つ。
「はなす」「みる」「きく」
この3つを大切にすること。
中でも、やはり「きく」が大事。
そして「きく」の大前提にあるのが、
相手を「認める」ことにあるとおっしゃいます。
「認」という字は、ごんべんに「忍」と書きます。
「忍」とは、自分が言うのを我慢すること。
言うのを我慢して、まずは相手をきく。
姿勢を向けて、呼吸を合わせて、
向き合うと、相手のほうも認めてくれる。
それができて、はじめて、
お互いが「きく」ことができる。
■さまざまな「きく」
「きく」という漢字はいろいろありますね。
たとえば、よく使う「聞く」。
門がまえの「聞」は、
門の外から聞こえてくるように、
単に聞こえてくること。
ただ耳に入ってくること。
本当に相手のことを認めて「きく」のは、
「聴く」であるとおっしゃいます。
私たちがよく使う「聴く」ですね。
「聴音」もこの字を使います。
■心をきくこと
高橋先生がおっしゃるには、
この「聴」という漢字は、
「耳へん」に「十四」の「心」と書く。
つまり、そこに「心」がある。
「聴く」ということは、心を聴くこと。
相手の様々な心の変化まで読み取る。
それがいわゆる「傾聴」である。
■音楽も子どもの心も…
傾聴という言葉は知っていましたが、
今回のお話で本当の意味を知りました。
「きく」とは、
相手を認め、相手から認められ、
そのうえで、相手の心の変化まで読み取ること。
まさしく音楽もそうだと思います。
「聞く」よりも「聴く」を使うのは、
そこに音楽的対話があり、
演奏者の心の微妙な変化や伝えたいことを
読み取るからこそ「聴く」なのだと。
高橋昭三先生のお話を通して、
私たちが本当に「きく」べきものは何か?
ピアノ指導の現場で大切なことを、
あらためて考えましたね。
(このお話を高橋昭三先生のお声で聴いてみたい方は
こちらのページにご用意しています↓)
★2025年7月号
「高橋昭三先生が語る!子どもや保護者と最高の関係を築くコミュニケーションの極意」
(個人的に、ふるさと岩手の言葉が和みますね…)
それでは今日もお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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