おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「子どもに教える 楽典」

というムック本です。

楽典といえば、音楽で大切な基礎の部分。

レッスンでも重視している先生が
ほとんどでしょうね。

今回は、楽典の指導に関する書籍のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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本書の版元である音楽之友社の
サイトから引用すると、

「よい演奏をするためには、曲の理解が不可欠。
そのために、『楽典』という音楽の基本的な知識が
必要となる。『楽典』というと試験のために学ぶ
イメージが強いが、本来は小さいうちから
レッスンに取り入れていくことが大切だ」

とあります。

本書の巻頭によると本書は、
月刊誌「ムジカノーヴァ」の、

2015年6、7月号、2016年1、6月号、
2018年5~12月号、2019年1~12月号、
2020年1~12月号、2021年1~7月号

の記事を再構成したもの、とのこと。

なかでも、2019年3月号~2021年7月号で連載され、
ピアノ指導者から書籍化を望まれていた、

「入会2年で音大入試問題が解けるようになる!
あやか先生の楽典ドリル」

の刊行となり、話題となっています。

本書の内容をご紹介してみましょう。

CONTENTS

●表現を豊かにする耳を育てる 動物たちのクラシック・コンサートへようこそ

●入会2年で音大入試問題が解けるようになる!あやか先生の楽典ドリル(永瀬礼佳)

●折りたたみ式電子ピアノ「ORIPIA(オリピア)88」

●“ベヒシュタイン・シューレ”とは?~ピアノが先生という考え方

●これだけは押さえておきたい 楽典用語30(湯浅玲子)

●再確認講座&レッスン物語
終止形/非和声音/調号&臨時記号/強弱記号(西尾洋、北村智恵、高橋千佳子)

●聴いて、味わって、1ランクUPの演奏をめざそう!おもしろ楽典講座(高橋千佳子)

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◆(2)小さな子に楽典を教えるときのヒントが満載の一冊

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楽典といえば、音楽の基本的な知識。

譜読みについてはもちろん、
音程や和音、調性など、

ピアノ演奏や音楽を奏でる際に、
これだけは知っておきたい内容であり、

音楽教室では、この部分をしっかりと
理解させるためのレッスンが施されます。

ただ、小さな子に楽典を教えるとなると、
それなりの工夫とアイデアが必要であり、

この部分で悩まれている先生も、
きっと少なくないでしょう。

そこで本書。

メインとなる「あやか先生の楽典ドリル」は、
全29回にわたって、

「せんの音・かんの音」から始まり、
転調や移調、そしてまとめの部分へと、

無理なく楽典の指導ができるヒントが
散りばめられています。

「入会2年で音大入試問題が解けるようになる!」

の部分に、ともすると注目が
集まりがちかと思いますが、

もちろん、小さな子供に音大入試を
解かせることが目的ではありません。

「楽譜の中から作曲家の意図を読み解き、
どうしたら聴く人に伝わる演奏ができるのか、

どのように表現したらいいか、ということを
どんな小さなお子さんでも、自分の力で考える
ことができるようになります」

と本書の永瀬先生のお言葉にあるように、
あくまで演奏に結びつけるための楽典、

という点は忘れてはならないポイントでしょう。

また、湯浅玲子先生や西尾洋先生、
北村智恵先生、高橋千佳子先生の、

楽典関連の指導法も、レッスンに直結する、
貴重な話題だと感じました。

ムック本だけに、多少宣伝が入っているのは、
致し方ない部分としても、

楽典に関する情報が詰め込まれた一冊
であることは間違いないでしょう。

ご興味がおありでしたら、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 子どもに教える 楽典 』 ONTOMO MOOK ムジカノーヴァ・編

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◆(3)編集後記

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いつも私の「教本メルマガ」を

お読みいただき、ありがとうございます。

13年ほど、毎週水曜日に配信してきたこのメルマガですが、

なかなか執筆に充てる時間が
取りづらくなってきたこともあり、

次号から「不定期」でのお届けに変更いたします。

毎週楽しみにしてくださっている先生には、
本当に申し訳ございません。

どこまで続けられるかわかりませんが、

これからも頑張りますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

いつも本当にありがとうございます。

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