グッド

よくも悪くも、先生の心の持ちようは少なからず周りに影響を及ぼすもの。

ストレスや心が折れる出来事もありますが、できることなら、
毎日を前向きに過ごしていきたい。

そんなふうに思いながら、今回も、過去のメルマガのご紹介です。
2013年3月9日、第243号の記事です。

【メインコンテンツ】教室運営にある程度「ポジティブさ」は必要

昨日は、ヤマハ水戸店様でのセミナーでした。

セミナー後に回収したアンケートを、
拝見させていただくことができました。

多くの先生が書いていらっしゃったのは、

「ポジティブな考え方は参考になりました」
「ポジティブ思考の大切さを感じました」

私自身、ポジティブかネガティブかと聞かれたら、
おそらく「かなりポジティブ寄り」と答えるでしょう。

拙著「ピアノ講師の仕事術」にも少し書きましたが、
ポジティブに物事を考えることのメリットは、

・時間の感度が上がる
・次への切り替えが早くなる
・失敗してもそれで終わらない
・いい人が集まるようになる

など、いろいろとあると思っています。

■ポジティブに考えるメリットとは?

例えば時間についてですが「5分しかない」と考えるか、
「5分もある!」と考えるかで、その5分への

「向き合い方」

は大きく変わります。

「5分しかないから、Facebookでも見てみるか」

と、さっき見たばかりのフェイスブックを、
必要もないのにまたチェックしてしまう。

結局、新たな情報も得ることもなければ、
その5分は人生において「価値の低い」時間となります。

気をつけなければいけないのは、そうした細切れの
時間は、積み重なるとかなりの量になること。

5分の空き時間が、1日に20回あったとしたら、
「5分×20=100分」何と1時間40分にもなります。

これが10日、20日、1か月、1年…と考えるとどうでしょう。

たった5分が、とてつもない時間となって積み重なります。

ちなみに上記の計算式では、たった5分でも、
積み重なると年間600時間を超えます。

600時間あれば、ショパンのソナタだって
仕上げられるかもしれません(笑)

■大事なのは「どう見つめるか」

結局は、自分が物事を「どう見つめるか」によって、
目の前の現実は大きく変わる、ということです。

時間に関しても、使い方や充実度も変わってきます。

自分に残された時間を意識するだけで、
その大切さが身に沁みてきます。

だからこそ、なるべくなら「ポジティブ」に
物事を見つめることが大事なのでは、と思います。

■ポジティブに考えると次の一歩が生まれる

何か考えたことがうまくいかなくても、

「これが自分を成長させてくれるタイミングだ!」

と考えられれば、目の前の現実も見え方が変わります。

たとえば、ピアノ教室運営で言えば、生徒募集。
これも、最初はうまくいかないことも多いです。

「自信満々でうったチラシが空振りだった」
「体験レッスンをしても入室してくれない」

教室を始めたばかりの時は、
そういうことも多いかもしれません。

そこで大事なのは、失敗を失敗で終わらせず、
そこから新たな仮説を生み出し、実践すること。

「チラシがうまくいかなかった」⇒募集はやめよう×
「チラシのここを直せばいいのでは」⇒次の手を考える○

こうした発想の転換が、次の一歩を生むのでしょう。

■ポジティブでいると同じような人が集まる

「ピアノ講師ラボ」の教材でもお伝えしていますが、
理想の生徒像を描くことは、生徒募集において大切です。

「こんな生徒さんが来ればいいな」

と思っていると、不思議とそういう人たちが
集まるようになってくるもの。

それと同じことなのですが、自分がポジティブで
いるときは、同じような人が集まることが多い。

逆に、ネガティブなときも同様のことが言えます。

もちろん、必ずしもすべてではありませんが、
こうした経験をされた先生も少なくないでしょう。

理由は分かりませんが、自分の精神状態が、
周りに影響を及ぼすことはあり得ることです。

実際、「ピアノ講師ラボ」の教材のワークを通して、
自分の理想の生徒をはっきりさせたところ、
本当にそのような子がやってきた。

そういうお声もいただいています。

■教室運営もいつも前向きに

いずれにせよ、やはり生徒募集も教室運営も、
いつも前向きに取り組んでいくことは大切でしょう。

見ていないようで、実は自分(先生)はかなり見られているもの。

先生の前向きな姿は、生徒や保護者もちゃんと見ていて、
そこに何かを感じていることは間違いないでしょう。

それが、トータルで考えての教室の印象や
レッスンでの楽しさにつながっている。

そう考えてみると、我々が心を上向きに持つことは、
自分だけのためではなく、

今いる生徒、まだ見ぬ生徒、保護者の方、地域の方、
そしてこれから出会うすべての方のため

であることに気づくのではないでしょうか。

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