いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「バロック・ピアニストへの道~フランスの舞曲編」

という教材です。

ピアノ学習において、バロック音楽は、
やはり重要なものの一つ。

またこれと密接に関係しているのが
「ダンス」でしょう。

今回は、バロック時代のピアノ曲の
楽譜集のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻末から引用すると、

「この楽譜集は、ピアノを勉強していて、
バッハをはじめとするバロック時代の舞曲が
好きな人、また苦手だけれどもっとうまく
なりたい人に向けて作られました」

とあります。また、

「『バロック・ダンス』と今では呼ばれる、当時の
フランスの宮廷舞踏を知ることは、バッハをはじめと
するいわゆるバロックの鍵盤音楽を理解するうえで、
とてもたくさんのヒントを与えてくれます」

とあります。

本書の前半では、舞踏教師ピエールと
貴族令嬢のマリーが登場するイラストと共に、

簡単な舞踏の説明とともに、J.S.バッハの
「フランス組曲」第5番の楽譜を紹介。

後半では、バッハのリュートのための組曲や
ラモー、デュフリ、バルバストルの、

クラヴサン(チェンバロ)のための舞曲を掲載。

楽譜には、演奏のヒントや装飾音の
奏法の例が記載されています。

本書に収められている作品を、
巻末の「INDEX」から挙げてみましょう。

【INDEX】
・メヌエット ト長調 BWV Anh.114
・メヌエット ト短調 BWV Anh.115
・メヌエット イ短調 (J.クリーガー)
・「スペインのフォリア」より 主題と第3変奏
・第3曲「サラバンド」 (『フランス組曲』第5番・J.S.バッハ)
・アヴィニョンの橋の上で (フランス民謡)
・第4曲「ガヴォット」 (『フランス組曲』第5番)
・第5曲「ブレー」 (『フランス組曲』第5番)
・第7曲「ジーグ」 (『フランス組曲』第5番)
・第6曲「ルール」 (『フランス組曲』第5番)
・第2曲「クーラント」 (『フランス組曲』第5番)
・クーラント (L.C.ダカン)
・第1曲「アルマンド」 (『フランス組曲』第5番)

・リュートのための組曲 ホ短調 BWV996 第1曲「プレリュード」 (J.S.バッハ)
・リュートのための組曲 ホ短調 BWV996 第2曲「アルマンド」
・リュートのための組曲 ホ短調 BWV996 第3曲「クーラント」
・リュートのための組曲 ホ短調 BWV996 第4曲「サラバンド」
・リュートのための組曲 ホ短調 BWV996 第5曲「ブレー」
・リュートのための組曲 ホ短調 BWV996 第6曲「ジーグ」

・ガヴォットと変奏 (J.P.ラモー)
・アルマンド (J.デュフリ)
・ジーグ(C.B.バルバストル)

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◆(2)「フランス組曲」の第5番を勉強する人にはよさそうな教材

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最近、バロック・ダンスの講座の案内を
目にする機会が増えてきました。

やはり、バロック音楽を知る上では、
密接に関係している、

「バロック・ダンス」

の知識が必要だということ。

舞曲の特徴を知ることで、当時の楽器での
奏法についても深められるということでしょう。

本書のメインとなっているのが、
J.S.バッハの「フランス組曲」第5番。

各曲と踊りの関係を、舞踏教師と貴族令嬢との
会話やイラストで簡単に説明。

フランス組曲の第5番をレッスンで
取り上げている先生には参考になるでしょう。

後半に掲載されている作品も、

目にする機会も少ないものだけに、
一度弾いてみたいと感じました。

ただ欲を言えば、楽譜内の注釈を
もっと豊富に掲載してあれば…

また、本書のターゲットがピアノ指導者なのか、
それとも子どもたちなのか曖昧かな…

など本書の全体の構成も含めて、
惜しい部分を感じたことは事実です。

この点、他の教材もあわせて勉強する必要が
あるのではと思いました。

巻末の編者の先生の言葉にもありますが、
バロック・ダンスの基本については、

やはり実際に自分で見て、
動いて(踊って)みるしかないでしょう。

それを体感した人にしか出せない、
拍感やリズム感はきっとあるでしょうね。

フランス様式の舞曲の指導法、
演奏法のヒントを少しでも得たいという先生は、

一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 バロック・ピアニストへの道~フランスの舞曲編 』 大塚直哉・編

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◆(3)編集後記

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それにしても、昨日の雨はすごかったですね…

私は「ピアノ講師ラボ」の会員様との勉強会で
長野を訪れていたのですが、

帰りの「あずさ」が揺れて、
思わず電車に酔ってしまいました…(笑)

今日はスッキリとした空が広がり、
気持ちもあらたにスタートできそうですね。

今日も最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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