おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今回ご紹介する教材は、
というピアノ曲集です。
ピアノ教室のイベントといえば発表会。
ピアノの先生にとって、発表会の選曲は
とても重要なお仕事の一つですね。
今回は、発表会用のピアノ曲集のご紹介です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今日のチェックポイント◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
巻頭の「はじめに」から引用すると、
「みなさんにたくさんの素敵な曲をご紹介
していくことで、先生と“生徒さんへの1曲”との、
かけ橋になるような曲集を作りたいー
その想いから、心をこめて『にじいろのおくりもの』
を編集しました」
とあります。
本書は、丸子あかね先生による、
発表会用ピアノ曲集シリーズ。
「にじいろのおくりもの」は、
レベル順に、1巻から4巻までの構成。
さらに連弾編が1~2巻あり、
全6冊のシリーズとなっています。
今回ご紹介の第2巻は「初級程度」で
弾ける作品が収められています。
作品の数も豊富で、ピアノソロが42曲、
連弾が6曲と、48曲もの作品。
さまざまな国や時代の作曲家の作品、
あまり目にすることのないけれど、
素敵な作品も多数収められています。
本書の内容を「もくじ」からご紹介してみましょう。
「もくじ」
●フゲッタ(パッヘルベル)
●アダージョ(シュタイベルト)
●メヌエット(デュセック)
●うた(リュバルスキー)
●フランス人形(ギロック)
●ごめんね(ゲディケ)
●子リスのいたずら(春乃うらら)
●ソナチネ(フック)
●夕べのおとぎばなし(ハチャトゥリャン)
●ガヴォット(アーノルド)
●うたうプレリュード(ゲディケ)
●水の上をすべりながら(ブルクミュラー)
●こ・こ・ろ(春乃うらら)
●土人のおどり(中田喜直)
●ガヴォット(ヘンデル)
●アレグレット(フンメル)
●歌劇『魔笛』のテーマによる変奏曲(W.A.モーツァルト)
●こどものダンス(マイカパル)
●踊り明かそう祭の夜は(平吉毅州)
●かわいそうなこども(グルリット)
●お人形のなげき(フランク)
●エオリアン・ハープ(ギロック)
●すてきな夢(フィリップ)
●スケルツォ(ラインホルト)
●ワルツを踊って!ソフィーちゃん(サンカン)
●パスピエ(クレープス)
●ワルツ(マイカパル)
●秋のスケッチ(ギロック)
●こどものカドリール(テュルク)
●ピンポンプレイヤー(ワーメル)
●アレグロ(W.F.バッハ)
●ワルツ(グレチャニノフ)
●メヌエット(ダンドリュー)
●ねがいがかないますように(春乃うらら)
●こどもの歌(マイカパル)
●メヌエット(クーナウ)
●ワルツ(シューベルト)
●小さな子守歌(シューマン)
●スモール・ダンサー(グラトコフスキー)
●みつけられたいたずら(平吉毅州)
●ワルツ・レント(メリカント)
●子守歌(レビコフ)
【連弾】
●楽しい予感(野田有里子)
●かわいいスゼちゃん(工藤明純)
●オバケがおどっている(工藤明純)
●はじめてのクッキング!!(若松 歓)
●バルカローレ(轟 千尋)
●ブルゴーニュのこもりうた(湯山 昭)
●速度標語・よく使う音楽用語
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆(2)ふだん目に触れないけれど素敵な作品が詰まったシリーズ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ピアノ発表会の開催において、
最も重要といえる「選曲」。
生徒にどの作品を与えるかで、
彼らのモチベーションはもちろん、
発表会を通した音楽的成長も
大きく関わってくるため、
私たちピアノ指導者は、
長い時間をかけて悩み、選びます。
だからこそ、いつも素敵なピアノ曲集を
探しては、情報を求めているわけですね。
そこで本書。
丸子あかね先生が選曲・校訂の
「にじいろのおくりもの」シリーズ。
本書第2巻は、初級の子の手でも、
無理なく取り組めるピアノ作品の数々。
指使いやアーティキュレーションに配慮、
音符も見やすい譜面になっています。
あまり聞いたことのない作曲家や
目に触れない作品などが
多数あるのもいいですね。
春乃うららさんの作品は、ぜひいつか
YouTubeチャンネルで弾いてみたいと思いました。
発表会の選曲に役立ちそうなシリーズ、
他の巻もぜひチェックしていただきたいですね。
ご興味がおありの先生は、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『 発表会ピアノ曲集 にじいろのおくりもの 2 』丸子あかね・選、校訂
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆(3)編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週も小さなピアノ曲をアップしました。
今回は、フィリップの「すてきな夢」です。
楽譜は、今回のメルマガでご紹介の、
フィリップ・イシドール(Philipp Isidor 1863-1958)は
私の勉強不足で、初めて名前を聞きました。
「すてきな夢」は、まさに夢見るような
反進行で織りなすメロディーと伴奏が特徴。
冒頭に「ゆらせて、素朴に」とあるのは、
まさに夢心地のイメージでしょう。
発表会でお子さまに与える作品としても
素敵ではないでしょうか。
★フィリップ・イシドール「すてきな夢」
それでは今号もお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
★次回2025年7月号は高橋昭三先生との対談!聴けるチャンスは6/30まで!画像をタップ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★全国5,090名のピアノの先生が購読する無料メルマガ
「成功するピアノ教室」ご登録はこちら
↑毎週土曜日の朝に配信中。配信解除もいつでもすぐにできます
★今年もいよいよ発売!ピアノの先生のために作られた手帳
★「ピアノ指導者お役立ち レッスン手帳2025」【マンスリー&ウィークリー】
★「ピアノ指導者お役立ち レッスン手帳2025」【スリムマンスリー】
★ピアノ教室運営を成功させる「秘密」を物語形式で学べる!
★「夢をかなえたピアノ講師~ゼロからの180日(音楽之友社)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━