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株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

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メルマガ「成功するピアノ教室」vol.612(読者数:5634名、2020年5月30日配信分より)

(この記事は2020年5月30日に配信したメルマガを転載したものです)

緊急事態宣言も全国で解除され、

まだまだ気を抜けない状況ではありますが、
少しずつ世の中も動き始めています。

個人のピアノ教室の先生からも、
来週からレッスンを再開する、

というお声も聞こえてきています。

■あらためて教室での感染予防策

ただ、教室での感染予防は徹底しておきたいところ。

以前このメルマガでお伝えした内容ですが、

多くの先生が教室で実践されていることを、
あらためてご紹介してみますね。

●家庭での観察

⇒ご家族も含め毎日体温を測っていただき、
発熱や体調不良があれば欠席に

●講師のマスク着用の了承、手洗い、手指の除菌の徹底

⇒マスク無しのレッスンは今では考えられないですね

●生徒の手洗い、アルコール消毒、マスク着用

⇒教室での手洗い、手指の除菌の徹底
(生徒のアルコールアレルギーの有無のチェックは必須)

⇒ハンカチ持参や、ペーパータオルなどの常備

●レッスン前、各レッスンの前後、レッスン後の除菌・換気

⇒レッスンの合間に5~15分ほど空き時間を設定して、
ドアノブや鍵盤、机、椅子、教具などの除菌、十分な換気

⇒レッスン間の空き時間は、生徒同士の接触を避ける効果も

※ご注意:鍵盤をアルコールで拭くとひび割れの原因になるそうです!

⇒当面の教室のトイレ使用の不可、筆記用具の持参のお願い

●保護者の付き添いは無しに

●レッスン時に生徒との距離を取る

⇒最近では飛沫防止シートを設置する先生も増えています

といったところでしょうか。

緊急事態宣言は解除されましたが、
これからどうなるかは分かりません。

最新情報をこまめにチェックしながら、
そのときのベストを選択していく、

これが重要ではないかと思います。

■先日うかがったお話に…

さて、昨年の秋になりますが、ピアニストの
小原孝先生とお話させていただきました。

小原先生といえば、NHK-FM「弾き語りフォーユー」で
皆さまご存じでしょう。

幅広いお話を伺ったのですが、

「これからのピアノの先生に大切なことは?」

という質問に対する小原先生のお言葉が、
とても心に残りました。

「昔のいいところを新しい形で伝えていく」

昨今の世の中の変化のスピードは速く、
追いついていくのだけでも大変です。

また昔と比べて、人々の考え方も教育も、
ネットの広がりで生活も変わっています。

子どもたちも、やっぱり変わっている。

そこで小原先生はおっしゃいます。

ピアノの先生も、こういう時代だからこそ、
今の子どもたちに自分から寄っていくこと、

理解していくことが大事だと。

昔のいいところだけを伝えるのではなく、
新しい部分も積極的に取り入れていく。

その「許容範囲の広さ」がピアノの先生にも必要だと。

これは、以前対談いただいた樹原涼子先生も
同じことおっしゃっていましたね。

その時のベストは、日々更新されていて、
これはピアノの教え方も同じ。

とても良い部分を残しながらも、
変わる部分を変えていく。つまり、

「自分を日々更新していかなければならない」と。

■小原先生の見つけて引っ張り出すレッスン

また、小原先生はおっしゃいます。

「ピアノの先生の役割は、

その子の中に眠っている才能、自分では
見つけられない感性を見つけてあげて伸ばすこと。

そのためにも教える立場の人間は、

誰もがいろんな素敵なものを持っている、
そういう前提で向き合うことが大切なんじゃないか」

これは、本当にその通りだと思います。

子どもたちは、本当に無限の可能性に満ちています。

何にでもなれるし、どんなこともできる。

その可能性の塊とも言える彼らには、

「真っ白いキャンバス」

が心に広がっているわけです。

そのキャンバスにどんな絵を、どんな夢を描かせるか。

これはピアノに限らず、すべての習い事の先生に共通する、
重要な課題ではないかと思います。

大切なのは「そこに必ずあると信じること」。

どんな子の心にも、素晴らしいものがある。
かけがえのないものがある。

いいときも悪いときも、雨の日も晴れの日も、

それを信じて向き合えるかどうか。

「あると信じていれば、必ず引っ張り出せる」

小原先生のお話に、誰一人として見捨てず、
可能性を信じて向き合うこと、

ピアノのレッスンで大切なことを、
あらためて感じました。

・・・ ・・・ ・・・

メルマガ「成功するピアノ教室」vol.612(読者数:5634名、2020年5月30日配信分より)

最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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