星降る町の小さな風景
今回もまた素敵な作品の数々ですね。

★「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」vol.411(2016年6月22日配信)より

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『 星降る町の小さな風景 ピアノのための28の小品 』 轟千尋・作曲

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いつもお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「星降る町の小さな風景 ピアノのための28の小品」

という曲集です。

作曲者は、ピアノの先生の間でも人気の轟千尋先生

これまでも教本メルマガにて、
数々のご著書をご紹介してきました。

★参考「ちいさなピアノ組曲集 ぴあの で ものがたり」

★参考「きらきらピアノ こどものポピュラーメロディーズ」

★参考「いちばん親切な楽典入門」

今回は、轟先生の最新刊のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「はじめに」から引用すると、

「空、光、風、月、そして星…。ふと見渡してみると、
わたしたちのまわりには美しいものがあふれています。
それらと静かに向き合い、心の中に呼び起された思い
や気持ちを少しずつ日記のように書きためていき、この
『星降る町の小さな風景』は出来上がりました」

とあります。

作曲にあたっては「倍音」や「ペダル記号の記譜」に
ついて、とくに意識されたと記されています。

作品に込める「響き」へのこだわりを感じます。

各曲には短い詩が添えられています。

「私自身の中にある『音色』のイメージを伝えるために、
詩の力を借りたという方が近いかもしれません」

紡がれた言葉をたどることで、作曲者の世界観を
垣間見ることができます。

作品のレベルは「ブルグミュラー程度」とされて
いるように、子どもから大人まで楽しめます。

この曲集のタイアップCDも発売されています。

三舩優子さんの洗練された音色が、この作品の
世界観をそのまま映し出しているかのようです。

★「星降る町の小さな風景 ピアノのための28の小品」
演奏:三舩優子 ビクターエンタテインメント

この曲集におさめられている作品をご紹介しましょう。

1.雨上がりの朝
2.小さな騎士
3.霧に浮かぶ湖
4.桜のころ
5.たんぽぽの小道
6.雪の夜
7.静かな部屋
8.輪になって
9.月に想う
10.とまどい
11.てんてこの踊り
12.夕暮れ
13.祭りのあと
14.勇者の挑戦
15.雪あかり
16.そよ吹く風
17.忘れられたお人形
18.鬼ごっこ
19.ひと粒の涙
20.風をまとって
21.静けさの中に
22.ゆきあいの空
23.丘の上の古城
24.憧れ
25.冬の星
26.風のゆりかご
27.やさしい夢
28.光

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◆(2)洗練された音のなかにさまざまな風景が立ちのぼる

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だれでも、ふとした瞬間に過去に抱いた感情や、
懐かしい風景を思い出すことがあると思います。

小さい頃、道端に咲いていた花に見入ったこと、
夜空に広がる満天の星に言葉を失ったこと、

暗い森の向こうに見えた一筋の光に安堵したこと、

遠くから聴こえてくる祭囃子に心踊ったこと、
頬をなでる風に春の訪れを感じたこと…

この曲集には、そんな忘れかけていた感情や風景を、
思い出させてくれるような不思議な魅力があります。

少ない音のなかに、独特の世界観を醸し出す技法は、
まさに轟先生ならでは、という感じです。

また、ピアノ教育的な面もしっかりと配慮されており、
作品のなかに様々な技法が織り込まれています。

全曲を弾いてみていいなと思った曲を挙げると、

○霧に浮かぶ湖
○たんぽぽの小道
○月に想う
○夕暮れ
○雪あかり
○鬼ごっこ
○憧れ
○やさしい夢

ちなみに、出版元の全音楽譜出版社様のサイトでは、
特設ページがあります。

★「星降る町の小さな風景」全音様サイト

こちらでは全曲の視聴もできるようですので、
一度覗いてみてはいかがでしょうか。

演奏する人の数だけ、よみがえる風景があり、
その先に「人のぬくもり」を感じる作品の数々。

レッスンで子どもたちの心を育むことはもちろん、

ピアノの先生がこころ静かに作品の世界に浸る、
そんな時間を持つのも贅沢かもしれません。

ご興味のある先生はお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 星降る町の小さな風景 ピアノのための28の小品 』 轟千尋・作曲

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◆(3)編集後記

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先日、下の息子と公園に遊びに行こうとしていたら、
杖をついたおばあちゃんが声をかけてきました。

どうやらかかりつけの眼科に行きたいのだけど、
道に迷ってしまったようです。

スマホで調べてみると、結構な距離があります。

その日は、日差しが強く暑い日でした。

このまま迷ったままだと大変だ!ということで、
息子と一緒におばあちゃんを病院まで案内することに。

ただ、おばあちゃんはゆっくりとしか歩けません。

息子にはそれを気遣うように言いながら、
何とか一緒に歩いていきました。

恐縮するおばあちゃんとお話しながら歩いて、
無事に病院にたどり着いたときはホッとしました。

息子の好きなアンパンマンは言います。

「困っている人を助けるのがボクの仕事だよ」

おばあちゃんと一緒に歩く息子の胸には
その言葉が響いていたのかもしれません。

まだ小さいながら、成長を感じた瞬間でした。

それでは本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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