★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.786(2023年11月11日配信分)より
これまで、たくさんのピアノの先生に
お会いしてきました。
著書がある著名な先生にも
たくさんインタビューしてきました。
その中で、どの先生にも共通している
「ある考え」があることに気づきます。
それは、
「学ばなくなったときが、ピアノ指導をやめるとき」
というマインドです。
■教えることの難しさ
「音大を卒業したんだから、
子どもにピアノを教えるくらい簡単だろう」
若い頃、そう考えていました。
でも、それが大きな間違いだと気づくのには、
それほど時間はかかりませんでした。
これまで学んできたことが、
現場では、ほとんど役に立たない。
それはそうですよね。
演奏と教えることは、全く別物。
これは、資格試験の勉強が、
実務でほぼ役に立たないのと同じです。
教育機関を卒業したからといって、
学びが終わるわけではありません。
むしろ、そこから学びはスタートする。
ピアノ教育に関していえば、
毎日のレッスンが学びです。
まさに、生徒に教えながら、
生徒から学びを受けている。
教わっているのは、私たちのほうとも言えます。
■昔弾いていた楽譜も…
ピアノ教育も、日々進化しています。
情報はアップデートされ、
レッスン法も日々新しくなっています。
子どもの頃弾いていた楽譜が、
今は通用しないこともあります。
今日まで良かれと思っていたことも、
大きく時代に遅れている可能性もあるわけです。
だからこそ、これまでの自分の
知識だけに頼ることなく、
日々、いろんなアンテナを立てておく。
■本当の学びとは…?
学びというと、知識を身に付ける、
そんなイメージがありますよね。
でも、私はこう思います。
本当の学びとは、
知らないことを知らないと認め、
素直に心を開く、という態度のこと。
そのためにも、
これまでの学びを大切にしながらも、
古い考えを捨てる「勇気」を持つこと。
■レッスンとは…
そして、私たちには、
ピアノを教えるということの他に、
人を育てるという大切な役割があります。
いわば、人として大切なことを教えること。
私たちがそうでしたよね。
ピアノを通して生き方を学び、
人として大切なことを学んできました。
私たちの仕事は、その「大切な教え」を、
これからを生きる子どもたちに伝えること。
いわば、彼らの人生に「彩り」を与えることです。
だから、私たちこそモノクロではなく、
彩り豊かな人生を歩んでいくべき。
子どもたちに、たくさんの体験をして、
様々な感情を味わい、多くの感動に触れてほしい。
そう願うのと同時に、
私たちこそ、日々そういう道を歩んでいきたい。
豊かな未来を「指」さして「導」くのが「指導」。
だからこそ、私たちの役割は大きいのですね。
★藤 拓弘が毎週土曜日配信の無料メルマガ「成功するピアノ教室」vol.786(2022年11月11日配信分)より
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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★YouTubeでピアノも弾いています(現在36曲目)
森山智宏・作曲「星の夜」
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