3words

これまで私は、ビジネスマン、経営者、ピアノの先生など
たくさんの人に出会ってきました。

そのなかで「この人はデキる!」という人には
強い刺激を受け、いろいろ勉強させて頂いております。

特に教えを乞うわけではありませんが、そうした人の
「思考」や「行動」「言葉」を見つめてみると、

そこに様々な「気づき」があります。

今回は、その気づきをシェアしてみます。

■デキる人は「この言葉」を決して言わない

仕事ができる人、人から信頼を得ている人、
勝手に仕事が舞い込んでくる人。

そうした人には、たくさんの共通点があります。

なかでも、思考が表に出る「言葉」に、
それを見出すことができます。

いくつかご紹介してみましょう。

【1】「時間がなくて…」

一度引き受けたことが、どうしてもできなかった、
そういうこともあるかもしれません。

そんな時に、彼らは決して

「すみません、時間がなくって…」

とは言いません。なぜならこの言葉は、

「あなたのために取る時間がなかったのですよ」

と言っているのと同じことだからです。

つまり、あなたへの優先順位はとても低い、
もっと大切なことが私にはあるのだ。

と相手に言ってしまっているのと同じです。

こう言われてしまっては、相手はどう感じるでしょう?
もし自分が言われたら、ちょっと悲しいですよね。

これは生徒にも同じことだと思っています。

たとえば、来週までにアレンジしてくるね、
と言って結局できなかった。

ガックリした生徒が聞いた言葉が「時間がなかった」
では、先生への信頼感も薄れてしまうでしょう。

(これは過去の私の恥ずかしい事例です)

出来ないのであれば、最初から引き受けない、
言い訳は決してしない。

デキる人は約束の根底にきっちりとした
「線引き」が出来ていると言えるでしょう。

これは私も特に気を付けています。

【2】「これだけやってるわけじゃないんで…」

例えば何かを頼まれて、いい成果物を出せなかった、
どうしても期限に間に合わすことができなかった。

確かに忙しいことは要因の一つでしょう。
たくさんの案件を抱えているのかもしれません。

けれども、依頼した相手にとっては、忙しいかどうか、
他に何をしているかは関係ありません。

特にビジネス上のことであれば尚更です。

相手は、期待していたものが上がってこなくて、
ちょっと不満を言うこともあるでしょう。

そんなとき、言われてショックなのが、

「これだけやってるわけじゃないんで…」

の言葉です。

これも先ほどと同じで、あなたの案件はそれほど
重要ではない、と言っていると同じことです。

「あなたは二の次ですよ」と言われて嬉しい人は
おそらくそれほど多くないはずです。

私もそうですが、ピアノ指導者も業務が重なり、
テンパってしまうこともあると思います。

そんなとき「これだけやってるわけじゃ…」
と言いたくなる気持ちも分かります。

けれども特に保護者に対しては、信頼を一瞬で
失う可能性もある。

だからこそこの言葉は決して言わない、
と自戒しています。

【3】「忙しい」

デキる人は「忙しい」と言わない。
これは定番ですね。

あれだけのことをこなしているのに、
なぜか悠々として見える人。

忙しいはずなのにいつもサラッとしている人。

周りにもこういう人がいるのではないでしょうか。

おそらくこうした人は、自分のキャパを知り、
きちんとタイムマネジメントをしている。

ベストな状態で仕事ができる環境を作り、
集中してこなして時間を生み出している。

そこからにじみ出る「仕事が出来そうなオーラ」が
さらなる仕事を呼び寄せていくのでしょう。

「忙しい!忙しい!」というとたくさんの仕事を
抱えている印象を与えるかもしれません。

私も昔は、さも自分が仕事をしているかのように、
周りに言いふらしていたことがあります。

けれども、あることに気づいてそれをやめました。
そうした姿は、見る人が見ると、

「あなたはただ仕事をこなせてないだけでは…」

と思われてしまう、ということです。

デキる人は、そんな風に自分が見られてしまうのは
不本意だと思っているのでしょう。

だからいつも「サラッと」しているのです。

けれども、相手に対しては「お忙しいでしょう」
「お忙しい時間をありがとうございます」と気遣う。

この点はさすがだなと思ってしまいます。

■気づくだけで行動が変わる

今回は私の反省も含めて、デキる人から学んだ
「気づき」を書いてみました。

こうしたことは、気づくだけでも思考や行動が変わります。

要は「相手を大切に考えているかどうか」。

このポイントだけは決して外さないように、
すべてのことに取り組んでいきたいものですね。

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