弊社でご提供している「ピアノ講師ラボ」。

2018年11月号の今野万実先生との対談は、
かなりの反響をいただきました。

言うまでもなく、人気・実力ともに
トップクラスの今野先生。

飾らないお人柄や楽しいお話は、
会う人を惹きつけてやみません。

さて、その対談のなかでの「体験レッスン」のお話

これは私もかなりの「なるほど」でしたので、
ちょっとご紹介してみたいと思います。

■子どもの緊張を和らげる

今野先生のお話でポイントだと思ったのは
「2つ」あります。

一つ目は、お子様(受講者)に対すること。

子どもは順応性があるとはいえ、初めての場所、
初めての人に会うときは緊張するもの。

いえ、子どもこそ警戒心を抱きながら、
教室にやってきているかもしれません。

そこで今野先生が大切にされているのが、
彼らの緊張を和らげてあげること。

教室の入り口からレッスン室まで、
手をつないでいくのだそうです。

わずか数歩でも、そこに人間と人間の触れ合いが生まれる。

先生の温かい手に何かを感じる子もいるでしょう。

手をつなぐのがイヤなシャイな子は、
もちろん強要はしないで一緒に歩く。

そして、ここがポイントだと思うのですが、

「おうちではなんてよばれているの?」

とお子さまに最初に聞くのだそうです。

たとえば私であれば「たくちゃん」でしょうか。
そしてレッスン中はずっとそれで呼びかける。

誰でも自分の名前を呼ばれたら嬉しいですし、

子どもは「ママに呼ばれている」のと
同じように呼ばれるとすごく安心する。

これは、やっている先生にとっては
当たり前のことかもしれません。

けれど、こうしたちょっとしたことが、
子どもの心をほどいていくわけですね。

(私はレッスン以外でも、自分の子どもの友だちに
初めて会ったときにも実践、効果を実感しています)

■レッスンの半分はお母さまに

二つ目のポイントは、お母様に対すること。

たいてい、体験レッスンはお子さまへの
レッスンに全力を尽くします。

もちろんそれは大切なのですが、
もっと大切なのがお母さま。

なんと今野先生は、体験レッスンの「半分」を
お母さまからの質問に使うのだそうです。

不安なこと、指導者に求めていること…

どんなことでもいいから、
こちらに聞きたいことをご質問いただく。

ここでのポイントは「質問」によって、
信頼関係を築いていらっしゃること。

教室側が、一方的に教室理念や
熱い思いを話すのではなく、

相手が求めていることを質問することによって、
やわらかくコミュニケーションを構築していく。

お互いの思いを心地よくすりあわせて、

「この先生ならおまかせしても大丈夫かな」

と思っていただくこと。

子どもが体験で楽しそうにしていても、
保護者の方が求めているものと違っていれば、

あるいは、まかせてもいいかなという
思いまで至らなければ、

やはりうまくはいかない。

逆にいうと、お母様は30分程度の短い時間で、
それを判断しなければならない。

鋭いアンテナを張りながらいらっしゃるわけです。

だからこそ、私たちは子どもだけではなく、
保護者の方の「心の声」に耳を傾け、

大切なことはきちんとお話していただく。

そのことに対して、レッスンへの思いを込めつつ、
ていねいに、真摯な気持ちで一つひとつ答えていく。

そうした先生の姿に、お母さまは何かを感じ取る。

今野先生のお話は、大切なお子様を預かる身として、
当たり前のようで、決して忘れてはいけないことを、

あらためて教えてくださった気がします。

お忙しいなか、最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。

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