100のポイント

ピアノを教える者として、引き出しはどれだけあっても困りません。
なぜなら、生徒は一人として同じではないからです。

今回教本メルマガでご紹介の書籍。

レッスンのポイントをこれだけ学べる書籍もそれほど多くないでしょう。
コストパフォーマンスの高い一冊だと感じました。

★「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」vol.323(2014年9月17日配信)より

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『 100のレッスンポイント 』 池川礼子・著

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今日ご紹介するのは、

「100のレッスンポイント 名曲が弾けるまでのヒントとして」

という書籍です。

テクニックをはじめ、ピアノを弾くために
必要な要素は多岐に渡ります。

それらを一つずつクリアーして、
自身が目指す音色や音楽に近づける。

またピアノ指導者は、その方法を的確に伝えるため、
あらゆるアプローチを試みていく必要があります。

本書はピアノを弾くとき、そしてレッスンの
ポイントをまとめた書籍です。

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◆今日のチェックポイント◆
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この書籍の「まえがき」から引用すると、

「美しい音を美しい心で生み出し、聴くこと、美しく完成させる
ための、心を尽くす毎日の努力などがピアノレッスンの中にはあ
ります(中略)人間が成長する中で素晴らしい効果のあるピアノ
を習い始めたら、生涯弾き続けて欲しいものです(中略)」

とあります。

各章立ては以下の通りです。

【PART1】テクニックのポイント
⇒指先の意識、レガートやトリルなどについて

【PART2】音作りのポイント
⇒美しい音、響きや脱力などについて

【PART3】表現のポイント
⇒フレーズや拍子感、センスなどについて

【PART4】読譜のポイント
⇒音程やモチーフ、楽語などについて

【PART5】練習のポイント
⇒練習のポイントや目標、理想の指導者などについて

著者の池川先生の30年を超える指導実績から
裏打ちされたポイントが100個並びます。

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◆(2)今日からレッスンですぐに活かせる内容が満載

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本書は、全体として見開きで1つの項目を解説するスタイルで
構成されているため、とても読みやすく感じます。

「let’s try」という、すぐに役立てられる
アイデア紹介のコーナーも掲載されています。

また「episode」というレッスンの一コマを垣間見る
コーナーなどもあって、リアル感があります。

各ポイントがコンパクトにまとめられているので、
読み進めやすいという印象を最後まで感じました。

実際に読んでみて勉強になった部分を挙げてみます。

●思った音を出せる、というのが真のテクニック

●良い指とは、何もしていない自然な形

●響く音を出すために、弾いた後の音を聴きましょう

●トリルの練習方法、「風船ピコピコ」

●英文内のスペースやピリオドに当たるものが、スラー

●(休符について)作曲者は、必要だから空白を作っているはず

●表現のポイントは、曲の「普通でない」ところにある 

●(即読譜法)で90%は初見で弾ける

●カラークリップで「魔法の音階クリップ」

●読み取った音を「心の中で想像する」

●指導者の「求める」ものが、学習者の演奏のレベルを大きく左右

●音色は想いによって変わる

●理屈でなく心に響くということが、感動を呼ぶ

全体を通して、著者の池川先生のピアノ教育に対する
熱い思いと、生徒さんへの愛情を感じました。

ピアノの先生にとっては、どのページをめくっても、
レッスンに活かせるお話ばかりでしょう。

レッスン前や発表会前などモチベーションを上げたい
ときに読むと、指導への向き合い方も変わりそうです。

これからレッスンをもっと良くしたいという、
意識の高い先生はぜひ読んでみてください。

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『 100のレッスンポイント 』 池川礼子・著

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