弊社では、毎月全国の会員様に向けて、
著名な先生の対談音声をお届けしています。
来月、7月号の音声教材の発送もスタート。
「ピアノ講師ラボ」会員様のお手元に
届き始める頃ではと思います。
いつもは、ピアノ指導者のレッスン法や
ピアニストの方のお話をお届けしていますが、
今回のラボ教材は、ちょっと毛色を変えて、
「学校の先生」のお話をお届け。
「学校立て直し人」と言われ、
多くの学校を生まれ変えてこられた、
元中学校校長の、
高橋昭三(たかはし しょうぞう)先生がご登場です。
■対談では…?
高橋昭三先生は岩手県で中学校教諭、
そして数々の学校の校長を歴任され、
教職を退いてからは、キャリアコンサルタント、
交流分析士准教授として幅広くご活躍です。
今回の対談では、
「子どもや保護者と最高の関係を築いて
レッスンを輝かせるコミュニケーションの極意」
というタイトルで、生徒と良好な関係を築いて、
心で触れ合うレッスンをするための秘訣を
お届けしています。
今号のブログでは、高橋先生の対談の中で、
心に残ったお話を特別にシェアしますね。
■教育で大切なこと
対談の中で、高橋先生が教育で大切なことの
一つとして挙げられていたのが
「準備力」です。
教員時代、高橋先生は一回の授業をするために、
最低でも10倍の時間をかけて準備したそうです。
50分授業ならば、500分かけて準備する。
そうしないと面白い授業にならない、
子どもたちがワクワクしない。
その準備力の大切さに気付いたきっかけは、
先生が29歳の頃のショッキングな出来事でした。
■ショックな出来事
高橋先生は「技術」の先生でした。
いわゆる移動教室の科目で、
生徒が技術室にやってきて受ける授業。
ある日、時間になっても生徒が来ない。
仕方ないので教室に行き、
なぜ来ないのかと聞いても生徒は答えない。
「私の授業が面白くないのか?」
と問うと「はい、つまらないです」と
生徒たちに即答されたのだそうです。
これは本当にショックだったそうです。
たとえば、ピアノ教室で考えれば…
ピアノの生徒たちに、
「先生のレッスン、つまんない」
とはっきり言われたら…
どれだけショックでしょう。
もう立ち直れないかもしれません。
■そこから高橋先生は…
「今に見ていろ…」
その出来事から、高橋先生は
徹底的にご自身の授業を見直します。
生徒が来たくなるような環境に変え、
魅力的な教材、指導法へと変えました。
とにかく生徒がワクワクする授業を。
その後…授業をボイコットしていた生徒は、
早く授業が受けたくて、一目散に、
技術室に飛び込んでくるようになったそうです。
(具体的に何をされたかは、対談をお楽しみに…)
■ピアノのレッスンも…
高橋先生はおっしゃいます。
「魅力的なものを子どもたちに提示する、
それが大事だと思っています。
ピアノ教室の先生も、
学びたくなるような仕組み、
待ち遠しいレッスンにどう仕向けるか。
そのためにも『準備力』は大切かなと思います」
まさにその通りですよね。
どれだけいい準備をするかは、
レッスンの質と生徒の笑顔に直結します。
■ある著名な先生は…
また、高橋先生のお話をお聴きして、
ある著名な先生のことを思い出しました。
その先生は、今日レッスンに来る子の曲を、
レッスンの前にすべて弾くのだそうです。
著名な先生だけに、生徒が持ってくるのは、
おそらく大曲、難曲ばかりでしょう。
それを、すべて弾く。最初から、最後まで。
きっと何時間もかかるはずです。
でも、おそらく先生にとってそれは、
欠かせない「レッスンの準備」だった。
今日これから何をどう教えるか。
それを緻密に組み立てる儀式のような
ものだったのかもしれません。
■レッスンは無限の可能性
私たちが教えるのは、小さな子の、
小さなピアノ曲かもしれません。
初めての子なら「ド」を教えるだけかもしれません。
でも、そこに子どもを楽しませるための、
「無限の可能性」があるのであり、
その可能性をどう導き、準備し、
魅力的に伝えるのかは、
私たちピアノ指導者の腕にかかっています。
我々ピアノ指導者に必要なのは、
飽くなき探求心、入念な準備力、
そして、謙虚に学び続ける姿勢。
高橋昭三先生のお話をお伺いして、
指導者として大切なことは何かを、
あらためて気づかせていただきました。
★2025年7月号
「高橋昭三先生が語る!子どもや保護者と最高の関係を築くコミュニケーションの極意」画像をタップ!
ちなみに、音声に収められているトラックをお伝えすると…
【ピアノ講師ラボ】2025年7月号
「高橋昭三先生が語る!子どもや保護者と最高の関係を築くコミュニケーションの極意」
【CD1】
1-1キャリアコンサルタントの高橋昭三先生のご紹介
1-2数々の学校を立て直した高橋先生の「本当の教育」とは?
1-3授業で作った作品を焼く経験から学んだ教材研究の大切さ
1-4「信じ続けること」が子どもの心を捉える方法
1-5子どもの心を開く「3つのコミュニケーション」の極意とは?
1-6生徒を信じて手放したときの感動エピソード
1-7すぐ「できない、やだ」という子への有効なアプローチ
1-8頑張っているのに成果が出にくい子への声かけの秘訣
1-9本当の「叱る」とはそこに「期待値」があること
【CD2】
2-1指導者の「怒り」の感情はどうマネジメントすればいい?
2-2子どもをほめる時は「事実+ありがとう」で伝える!
2-3親の顔色をうかがう子どもにはこのアプローチでいく!
2-4ピアノ教室でも盛り上がるイベントの企画は?
2-5保護者とのコミュニケーションは「武器」を使う
2-6これは伝えたい!「子育てとは『子育ち支援』である」
2-7教室へのクレームの対応策はこうすると穏便に収まる!
2-8発達障がいのあるお子さまとの向き合い方は?
2-9ピアノ指導者はどんな生きがいと時間の使い方をすべき?
2-10これからのピアノ指導者が求められるものとは?
2-11高橋先生がこれから目指していらっしゃることは?
2-12高橋昭三先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
…といった感じで、まさに学びの宝庫の対談。
なかなか聴けない高橋昭三先生との対談を、
正会員様はぜひ楽しみにしていてくださいね。
■高橋昭三先生の対談からスタートできるチャンスは6/30まで!
さて、今回ご紹介の高橋昭三先生との対談。
2025年6月30日(月)までにご入会いただけますと、
初回2025年7月号として、高橋昭三先生との対談からスタートいただけます。
ご入会後、お手元に届く教材に、ご期待ください。
★2025年7月号
「高橋昭三先生が語る!子どもや保護者と最高の関係を築くコミュニケーションの極意」
それでは今日もお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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