おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「ピアノの先生のための発表会小品集」

という曲集です。

ピアノ教室の最大のイベントといえば、

「発表会」でしょう。

そして発表会で期待されているのが、

先生のピアノ、「講師演奏」かもしれません。

今回は発表会の講師演奏で使える曲集のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭にある言葉から引用すると、

「本書は、発表会の講師演奏にぴったりな
小品を収録したピアノ曲集です。発表会の
準備はやることが多すぎる!講師演奏は
せめて効率よく練習できて映える曲を
選びたい!…そう思っていらっしゃる先生方に、
ぜひ使っていただきたい1冊です」

とあります。

本書のサブタイトルに、

「ピアノの先生お助けBOOK」とあるように、

ピアノの先生向けのピアノ曲集。

以前、ご紹介した、

「ピアノの先生のためのイラスト集」

と同じシリーズと考えて良さそうです。

★参考「ピアノの先生のためのイラスト集 発表会編」

★参考「ピアノの先生のためのイラスト集 教室運営編」

同じ巻頭から引用すると、

本書の選曲の基準は、

「『コンパクトなのに演奏映えする』小品」

発表会の準備や運営で忙しいピアノの先生が、

講師演奏で弾くと良さそうな作品、

誰もが知るようなクラシックの作品から、

隠れた名曲まで、36曲を掲載しています。

本書に収められている作品を
「Contents」からご紹介してみましょう。

【Contents】

●トロイメライ(シューマン)
●ラルゴ(ショパン)
●ソステヌート(ショパン)
●モデラート(ショパン)
●アリア(J.S.バッハ)
●アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト(リスト編曲))
●信頼(メンデルスゾーン)
●夜想曲「夢のなかに」(リスト)
●ワルツ 第15番(ブラームス)
●子守歌(サン=サーンス)
●王子様の扉の前で(マクダウェル)
●亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
●ピカデリー(サティ)
●プレリュード(スクリャービン)
●プレリュード(ラヴェル)
●葦(クープラン)
●歌の翼に(メンデルスゾーン)
●音楽帳の一頁(シャブリエ)
●ユモレスク 第7番(ドヴォルザーク)
●小さなトロール(グリーグ)
●愛(グリーグ)
●タンゴ(アルベニス)
●カーネーション(シベリウス)
●ソナタ(スカルラッティ)
●トルコ行進曲(ベートーヴェン)
●ノクターン(ショパン)
●コンソレーション 第3番(リスト)
●ヘ調のメロディー(ルビンシテイン)
●インテルメッツォ(ブラームス)
●無言歌 第3番(フォーレ)
●愛のあいさつ(エルガー)
●ミンストレル(ドビュッシー)
●アンダルーサ(グラナドス)
●ボロディン風に(ラヴェル)
●前奏曲「鐘」(ラフマニノフ)
●ルーマニア民俗舞曲(バルトーク)

●演奏ガイド

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◆(2)選曲のセンスを感じる、講師演奏で使えるピアノ曲集

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ピアノの先生にとって、

発表会は一大イベントです。

生徒さんにとっては、大切な舞台、

指導者にとっても、生徒さんの成長と演奏を、

多くの人に聴いていただく大切な機会です。

発表会は、もちろん生徒さんが主役ですが、

ピアノ指導者による「講師演奏」は、

日頃のレッスンや教室運営にご協力を

いただいている生徒さん、保護者の方に対する

「感謝の気持ち」

を音で伝える、またとない機会と言えます。

ただ、発表会の準備や企画、運営もあり、

講師演奏まで手が回らない…

演奏はしたいけれど、練習の時間があまり取れない…

そういう先生もいらっしゃるかもしれません。

そこで本書。

講師演奏で「コンパクトなのに演奏映えする」

ような作品を36曲収載。

ほぼ1~4ページの作品で取り組みやすく、

有名な作品から、ピアノの先生でも知らないような、

隠れた名曲まで、幅広く収載。

巻末の「演奏ガイド」では、簡単な曲の分析、

練習のポイントをまとめた、

「練習の組み立て方」なども紹介。

「演奏映えポイント」を載せているのも面白いですね。

さらに「曲目紹介」の文章は、

そのままプログラムへの転載もオーケー。

読み上げるとおよそ30秒、

当日の演奏前のコメントにも使えますね。

全曲を俯瞰してみると、ガツンと聴かせる

パワー系の作品は少なく、

少ない音を限りなく良質な音で聴かせる、

そんな作品が多く収載されている印象です。

サティの「ピカデリー」のような

リズミカルで楽しい曲は喜ばれそうですし、

スクリャービンの左手のための「プレリュード」は、

きっと生徒さんや保護者の方も驚くでしょう。

個人的には、

●ショパンの「ラルゴ」
●シャブリエの「音楽帳の一頁」
●フォーレの「無言歌 第3番」

は弾いてみたい素敵な作品と感じました。

講師演奏はもちろん、たとえば、

大人の生徒さんへの選曲でも活用できるでしょう。

選曲のセンスも感じ、

知らなかった名曲にも出会える一冊。

ご興味があれば、お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 ピアノの先生のための発表会小品集 』 Gakken・編

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◆(3)編集後記

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おかげさまで、4年ぶりの新刊が出版されました。

「ピアノの先生のための時間管理術
~書けば書くほど夢がかなう!手帳活用法(ヤマハ)」

たくさんの先生にお手に取って

いただいているようで、すごく嬉しいです。

本当にありがとうございます。

物価の高騰もあって、

ちょっと値段が高いのですが…

ひとつでも実践すれば、

元は軽く取っていただけると思います。

夢をかなえる章は、ぜひ実践していただきたいです。

さて、今回の新刊の発売を記念しまして、

「ピアノ講師ラボ 新刊出版記念キャンペーン」

を開催しています。

今回の新刊を含めた書籍プレゼントや、

特典音声、過去教材の進呈など、

気になっていた先生には、

格好のスタートのタイミングかと思います。

気に入らなかったときの返金保証もありますので、

まずは気軽に始めてみるのもいいかもしれません。

動き出すことで、未来は変わっていきますね。

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それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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