いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「NEW こどものスケール・アルペジオ」

という教材です。

レッスンでぜひ教えたいものの一つに、
「音階(スケール)」がありますね。

さまざまな曲を弾くにあたって、
スケールはとても大切。

今回は、スケールとアルペジオに特化した
子どものための教材の「新版」のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「はじめに」から引用すると、

「スケールやアルペジオを、調号の数にそって
練習を進めることも大切ですが、視点を変えて、
指づかいが同じものや似ているもので分類すれば、
こどもたちには、より理解しやすく、より弾き
やすくなり、興味や練習意欲がわいてきます」

とあります。

本書は、2013年2月に刊行のベストセラー、
『こどものスケール・アルペジオ』の増補版。

著者は、弊社の「ピアノ講師ラボ」の対談にも
ご登場いただいた、根津栄子先生です。

子ども向けの教材である本書は、
スケールは動物、アルペジオは果物で分類。

指使いの易しいものから難しいものまで
5段階に分けています。

(スケールは、リス、ウサギ、パンダ、キリン、ゾウ)

指使いのグルーピングで練習できる配置で、
無理なく取り組むことができます。

スケールでは、臨時記号を自分で書き込めるように、
ノート形式(スケールノート)となっています。

音階を「書く・見る・弾く」で学べる工夫ですね。

後半では、2オクターブに広がり、
カデンツや和音の転回形もさらうようになっています。

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◆(2)ベストセラーのスケール教材の「新版」がリリース

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ピアノ学習の基礎とも言える、スケール。

とても大切なだけに、生徒さんにさせている
先生も多いことでしょう。

この場合、調号の少ない順に練習、
というケースが多いと思います。

この点、本書の特長と言えるのが、
「指使いごとにグループ分け」。

無理なくさらえて、習得までのスピードが
上がる工夫と言えるでしょう。

今回の新版のリニューアルの部分は、

●カデンツとスケールを同じページに掲載

●基礎力強化の具体的テクニック練習を追加

●脱力や指の独立練習のための「ミラクルドリル」の充実

●和音の中の一つだけを響かせて弾く「バランス練習」

●楽しいイラストとパラパラ漫画

などが挙げられるでしょう。

また、巻頭に掲載されている「五度圏」の表は、
調の関係を理解するのに重宝しそうです。

「ミラクルドリル」は、難しい課題だけに、
ていねいに指導したいところです。

最後に、巻頭の「せいとのみなさんへ」にある、
根津先生の言葉を。

「さいしょからさいごまで、がんばったら、
かならず、すてきなきょくがひけるようになります

ピアノがひけると、じぶんも、まわりのひとも、
みんなしあわせになれますよ」

スケールやアルペジオを効果的に指導したい先生は、
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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『 NEW こどものスケール・アルペジオ 』 根津栄子・著

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◆(3)編集後記

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毎年監修をさせていただいている、

「レッスン手帳」

今年も発売開始となりました。

より使いやすい手帳を目指して、
細かい点に手を加えてみました。

表紙デザインも、もちろん着せ替えオーケー。

今回も素敵な感じに仕上がっています。

版元のヤマハミュージックメディアさまでは
特設ページもご用意いただいています

この「レッスン手帳」の特長や詳細、
限定デザインの表紙のダウンロードも。

一度ぜひお立ち寄りくださいね。

★「ピアノ指導者お役立ち レッスン手帳2020」

今年も心を込めて監修いたしました。

楽器店などで見かけた際に、
お手に取っていただけたら幸せです。

★「レッスン手帳2020 マンスリー&ウィークリー」

★「レッスン手帳2020 スリムマンスリー」

最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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★次回11月号は角野美智子先生との対談の「後編」!