日本フンメル協会会長であり、「ピアノ脱力奏法ガイドブック」などのご著書で著名な岳本恭治先生と の対談をお届けいたします。岳本先生といえば、「「ピアノ大全 I ピアノを読む」や「江戸でピアノを」など数多くのご著書や、リスト、フンメル等の楽譜の校訂、全国での幅広いテーマでのセミナーや月刊「ムジカノーヴァ」の連載でご存じの先生も多いことでしょう。今回の対談のテーマは「脱力奏法」。脱力の考え方や方法、指導法などについて、さまざまな角度から語っていただきました。膝の上やテーブルで簡単にできるトレーニングをはじめ、具体的な脱力の実践法、実際の曲を取り上げての実例もお話いただきました。また、大作曲家のレッスンのお話なども、なかなか聴くことのできない有益な情報でしょう。先生ご自身の演奏はもちろん、生徒さんの脱力指導にも活かせるお話の数々。音色をよくしたい、もっとラクに弾きたい、生徒に脱力を効果的に指導したい という先生は必聴です。

  • 岳本恭治先生のプロフィールとご著書のご紹介
  • 岳本先生がレッスンでこれだけは大切にしていること
  • 現代のピアノの演奏に必須!「脱力奏法」とは何か?
  • 脱力のための「指を鍛える方法」を伝授!
  • ショパンのポジションでできる「ぷかぷか練習」
  • 呼吸と姿勢の「切り離せない関係」とは?
  • 弱い指ほど少しずつトレーニングする理由
  • ツェルニー30番を取り上げての実践を公開!
  • ブルグミュラーの練習曲で「アクセル練習」の解説
  • 大作曲家はこんなレッスンをしていた!
  • テクニックを鍛えるためのおススメの教材は?
  • 弾ける子こそやって欲しい!テンポ感を高める方法
  • これからのピアノの先生は自信のあるもので 勝負!
  • 岳本先生が目指すものとこれからのビジョン
  • 岳本先生にとっての「プロフェッショナル」とは?

岳本恭治先生プロフィール

10歳よりピアノを始める。
東邦音楽大学付設(現・付属)中学校及び高等学校を経て、武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科有鍵楽器ピアノ専修及び国立音楽院ピアノ調律科卒業。武蔵野音楽大学卒業演奏会及びNHK=FM放送に出演。イギリス・トリニティカレッジ・グレード演奏家ディプロマを最優秀の成績で取得。
1981年、浦和交響楽団定期演奏会にてベートーヴェンピアノ協奏曲第2番を演奏しデビュー。その後、数多くのコンサートやリサイタルを開催。演奏活動と共に「ピアノ構造学」「ピアノ改良史」「ピアノ奏法史 」の研究者として活躍し、講演、セミナー、レクチャーコンサート、トークコンサート、コンクール審査員に国内外から招かれ好評を得ている。
1997年、日本J.N.フンメル協会初代会長に就任。日本におけるJ.N.フンメルの研究の第一人者となる。
2001年、スロヴァキア共和国での「ピアノ改良史」の講演を評価され、スロヴァキア・J.N.フンメル国際基金・文化遺産保護協会より「フンメル賞」を受賞。
同年、「ピアノを読む」を上梓し、毎日新聞書評欄にて紹介される。
さらにムジカノーヴァ・ショパン誌等に執筆し、現在まで数多くのピアノに関する研究を発表している。また「脱力奏法」のセミナーを全国各地に招かれ開催し、好評を得ている。レッスン活動でも音楽大学へ多数の受験生を合格させてい る。また、東京/神戸芸術センター記念ピアノコンクール審査員を歴任した。
演奏活動では、日本J.N.フンメル協会公認の「フンメル・ピアノ・トリオ」(vn.佐野隆、vc.ジェフリー・バドリック、pf.岳本恭治)を結成し、活発に活動している。
著書には、「ピアノを読む」(音楽之友社)、「江戸でピアノを」(未知谷)、「ピアノの秘密」「協奏曲」(立風書房)、「ベートーヴェン」(学研)「ピアノ音楽史Ⅰ・Ⅱ」(日本J.N.フンメル協会)、「ピアノ大全」(ヤマハ・ミュージックメディア)。「ピアノ・脱力奏法ガイドブック1及び2」(サーベル社)
楽譜には「フンメル・ピアノ作品集」「フンメル・60の練習曲集」「リスト・3つのラ・カンパネッラ」(ヤマハ・ミュージックメディア)がある。
現在、国立音楽院講師、スロヴァキア・国際基金・遺産保護協会名誉会員、日本J.N.フンメル協会会長、スロヴァキア・ベートーヴェン協会会員、全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員及びステップアドバイザー。

こちらの音声教材を購入するにはピアノ講師ラボ会員へ入会する必要があります。
こちらの入会ページから会員登録をお願いします。
ラボ会員の方はこの教材が配信された期間中に在籍していた場合には、ログインすることでこちらに再生ボタンとダウンロードボタンが表示されます(要ログイン)。 ログイン後も表示されない場合は、個別に教材購入が必要です。