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┏┏    ◆1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン◆Vol.124       
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               『 リズム練習とソルフェージュ 』            
                                 
                                                                  
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◆(1)今日の教本
◆(2)普段のレッスンや専門で学びたい生徒にも使えるリズム教材
◆(3)編集後記
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◆(1)今日の教本
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『 リズム練習とソルフェージュ 』九木山直・当摩泰久・渕上祐子・共著
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4117120115/lilamusica-22/ref=nosim
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おはようございます。
リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。
今日の教材は『 リズム練習とソルフェージュ 』です。
この曲集について「はじめに」から、
引用してご紹介させていただきます。
 「音楽に感動し演奏や作曲を試みようとする時、楽譜を読み書き
  する力、いわゆる読譜力が必要となることは言うまでもありま
  せん。音楽を理解し多様な音楽表現をする場合、実技の練習だ
  けでなくソルフェージュの一環としてリズム感を養っておく事
  が大切です(中略)譜読みもはかどり将来に向けての可能性が
  広がって行くことと確信いたします(以下省略)」
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◆今日のチェックポイント◆
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この教材の大きな特徴は、
「リズムを打ちながら歌う練習に特化した教材」
という点にあると思います。
この教材は、全3巻で成り立っており、
【第1巻】音程を限定した旋律、2声のポリリズム
【第2巻】リズム型を増加、ならびに移調練習
【第3巻】さらに複雑な練習
のように、段階的に学べるようなシステムになっています。
音大の中には、リズムをたたきながら旋律を歌う、
という課題を受験に課しているところもあります。
これは、リズム感と旋律を歌うという能力は、単独でと言うより、
複合的に体得できて、はじめて音楽の現場で役立つ、という
ことなのでしょう。
こうした意味合いにおいても、この教材で学習することには
意義深いものがある、と私は考えています。
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◆(2)普段のレッスンや専門で学びたい生徒にも使えるリズム教材
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ご覧いただけるとお分かりになると思いますが、この教材では、
●リズムを手でたたく練習(一声)
から始まり、
●両手で机やひざをたたく(二声)の練習
につながっていきます。
これは、他の幼児用のリズムトレーニング教材にも
多く採用されている練習ですね。
この教材では、さらに
「リズムつきうたのおけいこ」
という「手をたたきながら、音符を読み歌う」練習が採用されています。
これはできそうで、意外と難しい練習です。
なぜなら、リズムと旋律を同時に読み、さらに音程を取るといった、
同時にこなさねばならない「タスク」が増えるからですね。
この練習において、リズムは取れて音符も読めるが、
歌うと音程が取れない、ということが往々にして起こります。
最初は非常に苦戦しますが、トレーニングしているとできるようになります。
この教材は、子どもたちの普段のレッスンの導入5分や、
ソルフェージュの時間にも非常に役立ちます。
また、保育関係を目指す大人の生徒さんにも有効です。
保育の現場では、弾きながら歌うという技術が求められますから、
この教材にあるように、叩いて歌う、という練習はまさに、
そうした現場で使うテクニック習得の「導入」になります。
リズム感が悪い生徒さん、また逆に読譜が苦手だけどリズムは得意!
という生徒さんにも、良い教材ではないかと思います。
リズム教材をお探しの先生は、ぜひご覧になってみてください。
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【目次】
■レッスン1
リズムのおけいこ
・一声リズム練習
・二声リズム練習
リズムつきうたのおけいこ
・2度音程と3度音程によるメロディー
■レッスン2
リズムのおけいこ
・一声リズム練習
・二声リズム練習
リズムつきうたのおけいこ
・2度(全音)と3度音程、4度音程によるメロディー
・短2度のある5音のあいだをうごくメロディー
■レッスン3
リズムのおけいこ
・一声リズム練習
・二声リズム練習
リズムつきうたのおけいこ
・臨時記号で変化するメロディー
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■基本データ
全音楽譜出版社  1365円(税込)
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『 リズム練習とソルフェージュ 』九木山直・当摩泰久・渕上祐子・共著
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4117120115/lilamusica-22/ref=nosim
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◆(3)編集後記
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日曜日は、外部講師として教えている教室の発表会がありました。
発表会の様子はブログにもアップしておりますが、
やはり子供は本番に強いですね。
※プログ「リーラムジカ ピアノ室」
http://lilamusica.blog.so-net.ne.jp/
やはり、ここぞという時の集中力があると思います。
また、自分の演奏に満足した子、そうでない子、
いろいろいると思います。
私が思うに、本番も大事ですが、同じくらい大切なのは、
そこに至るまでのプロセス、そして向き合い方。
ピアノに限らず、何かを上手に吸収したり学ぶことが出来る子は、
物事への向き合い方が真面目で、一生懸命、そして素直です。
そういう子は、自分で自分を成長させることができます。
イベントなどは特にそうですが、我々が伝えるべきなのは、
そうした「物事への取り組み方、意識の持ち方」であり、
そのプロセスの中で「生きる力」を付けさせること。
人生には「決めどころ」がたくさんあります。
その大事な場面で、いかに自分の力を出すことができるか。
そうした力を付けるということにおいても、ピアノ教育、
あるいは、発表会の意義は大きいものがありますよね。
それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
次回はどの教本が出るか。
どうぞお楽しみに!
今日も素敵なレッスンを!
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★表紙がかなり赤いです。
※「成功するピアノ教室~生徒が集まる7つの法則 藤 拓弘・著」
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