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┏┏    ◆1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン◆Vol.107       
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            『 初見上達法 〈目の訓錬と手の訓錬> 』            
                                 
                                                                  
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◆(1)今日の教本
◆(2)初見視奏の基本がしっかり学べる教本
◆(3)編集後記
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◆(1)今日の教本
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『 初見上達法 〈目の訓錬と手の訓錬〉 』 ダフネ・サンダーコック・著  
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おはようございます。
リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。
いつもこのピアノ教本マガジンをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
今号からご登録の先生、ありがとうございます。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
今日の教材は『 初見上達法 〈目の訓錬と手の訓錬〉』です。
この教本には「レスナー・音大生のための」というタイトルも
ついておりますが、子供たちへの普段のレッスンの中でも使える
「初見教則本」です。
この教本について「はじめに」の中から、
引用してご紹介させていただきます。
「この本は、初見に上達するために必要とされるさまざまな技術を、体系的
に練習する方法をピアニストに示すものです。(中略)しかしまた、先生と
ともに、普段のピアノのレッスンで用いることもできます。この本の学習の
すすめ方は、中程度の学生にもっとも適しています(中略)学生、あるいは
先生の満足のいくまで、あらゆる技術が習得されるまで、すべての題材は、
必要なだけ何度でもくり返し練習しなければなりません(以下省略)」
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◆今日のチェックポイント◆
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この教材の第一目標は、
「 目と手の訓錬により、初見の上達をはかる 」
ということにあります。
この教本には「目の訓錬と手の訓錬」という
副題がつけられてあります。
つまり、譜面上での「目」の移動、そして鍵盤上での「手」の
移動の訓錬によって、初見視奏のレベルアップを目指しています。
また、この教本では、
■第1部「家庭での練習」
■第2部「テスト」
という2部構成になっています。
第1部では、実際に「目と手の訓錬の仕方」について、そして
第2部では「第1部で身に着けたことが定着しているかのテスト」
という構成となっています。
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◆(2)初見視奏の基本がしっかり学べる教本
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この教本では、実践的な練習が豊富に提示されています。
ここでは、私がこの教本を研究した結果、実際に初見視奏において、
必要とされるスキル、実践的な示唆について挙げてみることにします。
皆さんと、初見視奏のテクニックについて考え、
シェアすることが出来ましたら、幸いです。
★「手の訓錬」をする目的
●目の助けを借りないで「音を見つける」
●連続性が途切れたあとで、正しい音を見つける
※【練習例】
■目を閉じて、まん中の3本の指で黒鍵を各場所で触る
(黒鍵2つのグループも同様に)
■目を閉じて、異なる高さの「ド」の音を「5」の指で弾く
⇒鍵盤の「位置の感じとり方」を学ぶ
■三和音について
⇒さまざまな曲のなかの三和音の指使いは、
 作品の内容によって異なる
⇒手と指の動きが「最小」になるような指使いを考える
⇒目に頼らず「手」で鍵盤をとらえる
★「目の訓錬」をする目的
●両手を同時に読む
●「リズム的」に先を読む
●音を正確に弾いても弾かなくても、先を読み続ける
●数えることをしないで、リズムをしっかりとる
※【練習例】
■目を規則正しくリズミカルに動かすための訓練法
⇒目で拍をとる
■拍子を正確にとることが重要
⇒すべての課題はメトロノームを使用する
■複雑なリズムを含む音楽を読むときは、
 心の中で「ひとつの」音符の長さのテンポを設定する
⇒自分の選んだ音符に、個々の音符の長さを関連づけること
★「頭脳の訓錬」をする目的
●様式、テンポ、音量のバランスなどについて決定する
●伴奏をするか、他の人たちと合奏をする場合、テンポと
 音量を、相手に合わせて調整する。
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■基本データ
東京音楽社  \1200?
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『 初見上達法 〈目の訓錬と手の訓錬〉 』 ダフネ・サンダーコック・著 
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目次
第1部 家庭での練習
課題1~22:手の訓錬
”目を閉じて”ひく
和音を理解する
指つかい
課題23~29:目の訓錬
リズム
上拍
先を読む
連続性
さらに勉強するための提案
第2部 テスト
テスト1~28、練習課題にもとづいたもの
さらに勉強するための提案
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◆(3)編集後記
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今日はゴールデンウィーク最終日ですね。
今年は天気に恵まれて、非常に気持ちが良いです。
皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。
外を歩くと、道行く人々もゆったりのんびりとしていて、
どの人も良い表情をしていますよね。
私は読みたかった本を机に積んで、ゆっくりと読書にふける
至福の時間を過ごしたりしております。
さてこの度、韓国の月刊音楽教育専門雑誌「Edu Classic 5月号」の
表紙に、私が掲載されました。
※韓国の音楽教育雑誌「Edu Classic 5月号」
http://tinyurl.com/26gqyyc
「Edu Classic」という雑誌は、主に韓国の音楽教育関連者
(教室経営者や大学教授など)に読まれている雑誌。
雑誌の中にも、8ページにわたってインタビュー記事を
掲載させていただきました。
日本のピアノ教育の実情についてや、教室経営に大切なマインド、
ウェブ戦略などを書かせていただきました。
ご興味がおありでしたら、表紙が見れますので、
以下のURLからちょっとのぞいてみてください。
(「Google翻訳」を使うと、内容も読めます)
※韓国の音楽教育雑誌「Edu Classic 5月号」
http://tinyurl.com/26gqyyc
それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
次回はどの教本が出るか。
どうぞお楽しみに!
今日も良い一日を!
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<私の著書が発売中>
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